
アライヘルメットは、GPライダーも愛用する最高峰フルフェイスヘルメット『RX-7X』の新しいグラフィックモデル『RX-7X RADICAL(ラジカル)』を発売する。販売開始は’23年12月が予定されている。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:アライヘルメット
さまざまなウエアに合わせやすいニューグラフィックのフラッグシップ
アライヘルメットの最新モデル『RX-7X RADICAL』は、風をイメージさせる複数の流線で構成されるグラフィックモデルだ。黒から灰色へのモノトーングラデーションをベースカラーとし、そこへメインカラーをのせることでバイクで走っているときにライダーが感じる風のイメージを強調している。
カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、レッド、グリーンの4色展開だが、レッド以外はアクセントカラーに赤を用いている(もう1色のグレーブルーも絶妙なアクセントカラーになっている)。そのためグリーンはカワサキ・レーシングチーム(KRT)と同様のカラースキームとなっており、Ninjaシリーズとの相性は抜群だ。
スポーティなイメージが強いグラフィックパターンではあるが、ネイキッドはもちろんモダンクラシック系にも違和感なくマッチし、とくにウエアを選ばず合わせやすいグラフィック&カラーとなっている。
ベースモデルである『RX-7X』は、GPライダーも着用する安全性と快適性を特徴とする、アライのフラッグシップモデルだ。帽体には高強度で軽量な繊維素材『PB-SNC2』を採用。また、アライ製ヘルメットに共通する構造として、転倒時の衝撃を“かわす性能”を実現するため、ディフューザーなどの突起部は転倒時の衝撃で外れる構造となっている。
MotoGPからフィードバックした機能も盛り込まれ、『ディフューザー Type12』、『ICダクト5』、『エアーチャンネル』、『インナーサイドダクト』、『NEノズル』、『マウスシャッター』などを組み合わせたエアダクトシステムは、ヘルメット内部の空気を常に効率的に循環させ、吸排気する。そのため高温下での熱や雨天走行時の湿気がこもりにくい。また、5段階で調整できる『エアロフィン』は高速走行時の乱気流の発生を抑制し、頭部の安定性を向上している。
防曇効果に優れるピンロックシールドに対応し、広くクリアな視界を確保した『VAS-V MVシールド』は、衝撃を受けた際でも不意に開放することを防ぐ『VAS-Vロック』によって固定され、シールドとヘルメットの密着性を高めている。もちろん内装システムな抗菌仕様で着脱可能、アジャスタブルシステムも採用し、快適性をよりいっそう高めている。
まさしくフラッグシップの名にふさわしいふんだんな機能性を持ち合わせるモデルがRX-7Xなのだ。
Arai RX-7X RADICAL
●価格:7万260円 ●サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62(cm) ●色:白、黒、赤、緑 ●規格:SNELL、JIS ●帽体:PB-SNC2 ●内装:ハイフィッティング・アジャスタブルFCS内装(抗菌・消臭・防汚内装/オプションにて調節可能) ●シールドVAS-V MV〈クリアー〉標準装備 ●2023年12月発売予定
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(アライヘルメット)
機能豊富なマルチパーパスフルフェイスのシールドを外した、さらに身軽なフォルム 『TOUR-CROSS V』は、アライヘルメットが’23年6月に発売したマルチパーパスヘルメットだ。高速走行時の空気抵抗を[…]
【受注期間限定】SHOEI「EX-ZERO」新色モスグリーン 「EX-ZERO」は、クラシカルな帽体デザインにインナーバイザーを装備し利便性に優れる一方で、着脱式内装システムや、万一の際にヘルメットを[…]
ビヨンド・ザ・タイム(時を超えて) 「かわす性能」でライダーの頭を護り続けるアライヘルメットが、オールラウンドフルフェイス「アストロGX」の新グラフィックモデル「アストロGXビヨンド」を発売する。 ア[…]
高品質な『ラメ感』を演出する特殊塗装を用いたデラックス仕様 『CLASSIC AIR』は、フェイスガードを持たないオープンフェイスヘルメットで、帽体部にベンチレーションホールやスポイラーをいっさい装備[…]
イギリスやヨーロッパのレースファンが待望するIOMTT 2025年モデルが登場 アライヘルメットはマン島TT(IOMTT)を40年にわたってスポンサードしており、ライダーの安全を守り続けてきた。そのた[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
アウトローなムードが人気を呼んだフルフェイスがついに復活! 6月3日付けでお伝えしたSHOEIの新製品『WYVERN(ワイバーン)』の詳細と発売日が正式に発表された。 1997年に登場したワイバーンは[…]
東洋の文化を西洋風にアレンジした“オリガミ”のグラフィック第2弾登場 このたびZ-8に加わるグラフィックモデル『ORIGAMI 2』は、2023年1月に発売された『ORIGAMI』の第2世代だ。前作同[…]
機能豊富なマルチパーパスフルフェイスのシールドを外した、さらに身軽なフォルム 『TOUR-CROSS V』は、アライヘルメットが’23年6月に発売したマルチパーパスヘルメットだ。高速走行時の空気抵抗を[…]
ライダーが抱く「ヘルメットの悩み」を解消するために誕生 デルタから発売される高機能ヘルメットスタンドは、多くのライダーから寄せられた「こんな製品があったらいいな」を形にした、実用性とデザイン性を兼ね備[…]
【受注期間限定】SHOEI「EX-ZERO」新色モスグリーン 「EX-ZERO」は、クラシカルな帽体デザインにインナーバイザーを装備し利便性に優れる一方で、着脱式内装システムや、万一の際にヘルメットを[…]
人気記事ランキング(全体)
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
アウトローなムードが人気を呼んだフルフェイスがついに復活! 6月3日付けでお伝えしたSHOEIの新製品『WYVERN(ワイバーン)』の詳細と発売日が正式に発表された。 1997年に登場したワイバーンは[…]
バイクツーリングにおすすめの都道府県ティア表 バイクツーリングの魅力は、ただ目的地に行くだけでなく、そこへ至る道中のすべてを楽しめる点にある。雄大な自然が織りなす絶景、心地よいカーブが続くワインディン[…]
水冷Vツイン・ベルトドライブの385ccクルーザー! 自社製エンジンを製造し、ベネリなどのブランドを傘下に収める中国のバイクメーカー・QJMOTOR。その輸入元であるQJMOTORジャパンが、新種のオ[…]
東洋の文化を西洋風にアレンジした“オリガミ”のグラフィック第2弾登場 このたびZ-8に加わるグラフィックモデル『ORIGAMI 2』は、2023年1月に発売された『ORIGAMI』の第2世代だ。前作同[…]
最新の投稿記事(全体)
「サスペンション」と聞くと、レースシーンで活躍する”走りに特化したパーツ”というイメージを持たれるかもしれません。 確かに、レースの世界においてはサスペンションのセッティングがタイムに大きく影響するた[…]
「いくっしょ、モビショー! 」を合言葉に、未来へのワクワクを体験 ジャパンモビリティショー2025で掲げられているのは、「ワクワクする未来を、探しに行こう! 」というコンセプト。「みんなが[…]
【特集】黙ってZ/Ninjaに乗れ!!(動画付き) 1970~80年代直4カワサキイズム 屹立したシリンダーヘッドから連なる4本のエキゾーストパイプ。 いつの時代もライダーの心を熱くする“カワサキの直[…]
GB350に初のツートーン、GB350Sの燃料タンクにはストライプ採用カラーも ホンダ「GB350」「GB350S」マイナーチェンジ。2023年に最新排出ガス規制に適合して以来のイヤーモデル更新だ。2[…]
日本でも正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4S[…]
- 1
- 2