
タイでホンダのクラシック系125を専売するカブハウス(CUB HOUSE)は、SNSで「モンキー125」の2023年をベースとした「モンキー 56th アニバーサリーカスタムエディション」を発表した。チェック柄シートを生かしながら、クールなグレーで身を包んでいる。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
ハードボイルドな猿が燃料タンクに
ホンダはタイで、2023年1月に発表された2023年モデルのモンキー125(ブラックフレーム)をベースとしたスペシャルエディションを発表した。タータンチェック柄のシートとフレーム/スイングアーム/サスペンションに施されたカラーリングを生かしながら、クールなグレー系ツートーンカラーに身を包んだ「モンキー 56th アニバーサリーカスタムエディション」だ。
タイでは遊び心にあふれたモンキー(日本名:モンキー125)のスペシャルエディションが数多く登場しているが、早くも今年3作目となるニューエディション。専用ホームページはまだオープンしておらず、SNS(Facebook)で発表されたのみ。明らかになっているのは価格だけでスペックも不明、写真も一葉が公開されただけだが、人気を集めそうなカラーリングが目を引く。
1967年に誕生したモンキー(50)から今年で56周年となることを記念したモデルのようだが、ちょっと半端な56という数字をなぜ記念するのかは謎。燃料タンクに描かれた猿のイラストは、他のスペシャルエディションの可愛さに比べるとハードボイルドと言ったほうがふさわしい。公開された写真の背景には“BORN TO BE NEW GREY RAY”と書かれていることから、カラーリング名称はGREY RAYということになるのだろうか。
車体の左側の写真がないため、サイドカバーのデザインも不明。ただしシートはノーマル仕様のチェック柄を生かしたもののようだ。価格は10万9900バーツ(日本円換算約45万3000円・10/18現在)で、通常ラインナップモデルよりも約1割高い。
日本仕様では見られない遊び心だが、もし入手できたらかなり目立つことうけあいだろう。
Monkey 56th Anniversary Custom Edition
参考:HONDA MONKEY 125[2023 Thai model]
こちらはノーマル仕様。
HONDA MONKEY 125[2023 Thai model]WHITE/RED
HONDA MONKEY 125[2023 Thai model]SILVER/YELLOW
HONDA MONKEY 125[2023 Thai model]SILVER/BLACK
車名 | MONKEY(タイ仕様) |
型式 | Z125MN 2TH |
全長×全幅×全高 | 1711×754×1028mm |
軸距 | 1143mm |
最低地上高 | 174mm |
シート高 | 775mm |
キャスター/トレール | 25°0′/82mm |
装備重量 | 103kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 123.94cc |
内径×行程 | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0:1 |
最高出力 | ── |
最大トルク | ── |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
燃料タンク容量 | 5.6L |
WMTCモード燃費 | ── |
タイヤサイズ前 | 120/80-12 |
タイヤサイズ後 | 130/80-12 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 1名 |
価格 | 9万9700バーツ |
発売日 | ── |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
モンキー125は空を超えるのか? ラララ~♪ タイのカブハウスは、これまでもモンキーのスペシャルコラボレーション限定仕様をリリースしてきた。2019年のドラゴンボール仕様にはじまり、ガンダム仕様、ホッ[…]
昭和かっ! シンプルな空冷のホンダが愛されていたあの頃の……(感涙) 今年の3月、ホンダはタイの趣味系バイクディーラー「カブハウス」のオンラインライブで、ロングストローク&5速ミッションの新エンジンを[…]
バナナ大好きモンキーさん! 小池さんがラーメン大好きなように、モンキーとくればバナナでしょう! というジョークがタイで通用するかはともかく、ホンダのレジャー系バイクを専門に扱うタイのディーラー「カブハ[…]
チェック柄シートとの相性も抜群! ホンダはタイで、2023年1月に発表された2023年モデルのモンキー125(イエローフレーム)をベースとしたスペシャルエディションを発表した。タータンチェック柄のシー[…]
三つ葉のクローバーをモチーフにした優しいグリーン タイでホンダのカブ系モデル取り扱う専門ディーラー『カブハウス(CUB House)』はSNSや公式サイトで、5速ミッションを搭載する新型モンキー125[…]
最新の関連記事(モンキー125)
“次”が存在するのは確実! それが何かが問題だ 2018年に発売されたモンキー125以来、スーパーカブC125、CT125ハンターカブ、そしてダックス125と、立て続けにスマッシュヒットを飛ばしている[…]
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
ホンダ「モンキー125」(2024)試乗レビュー この記事ではかわいらしいフォルムと実用性が同居したファンバイク、モンキー125の2024年モデルについて紹介するぞ。初期のモンキー125に近い、シンプ[…]
ホンダ「モンキー125」(2021)比較試乗レビュー この記事ではかわいらしいフォルムと実用性が同居したファンバイク、モンキー125の2021年モデルについて紹介するぞ。ミッションが5速化されたうえに[…]
”デカ猿”の衝撃:ホンダ「モンキー125」【初代2018年モデル】 発売は2018年7月12日。開発コンセプトは、楽しさをスケールアップし、遊び心で自分らしさを演出する“アソビの達人”だった。原付二種[…]
最新の関連記事(新型ビジネス/レジャー/ファンバイク)
嬉しい、楽しい、大好きダックス! ちょっとHondaのバイクに詳しい人なら知っていることかもしれませんが、じつは「ダックス」のペットネームを持ったバイクがはじめて誕生したのは、半世紀以上も前の1969[…]
“次”が存在するのは確実! それが何かが問題だ 2018年に発売されたモンキー125以来、スーパーカブC125、CT125ハンターカブ、そしてダックス125と、立て続けにスマッシュヒットを飛ばしている[…]
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
カフェだけじゃないバイク乗りのための空間 神奈川県座間市にある「ライダーズベース・リバティ」は、レンタルできる洗車場やピットなどを完備し、バイク用品やバイク本体(!)まで購入できるライダーズカフェだ。[…]
人気記事ランキング(全体)
脇を冷やすことで全身を効率的にクールダウン 「THERMO-GEAR BELT」の最大の魅力は、なんといっても「冷暖対応デュアルペルチェ搭載」という点だ。一台で夏場の猛暑対策はもちろんのこと、冬場の厳[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
新作GSX-8T/8TTに足並みを揃えて2026年モデルに スズキ独自のクロスバランサーを採用した最新776cc並列2気筒エンジンを搭載するモデルのうち、フルカウルスポーツとスポーツネイキッドとしてシ[…]
脇を冷やすことで全身を効率的にクールダウン 年々暑さが増している夏。冷感シャツやメッシュジャケットなど様々な冷却アイテムが普及して久しいが、半端な対策ではツーリングが快適とはいかなくなってきた。 そこ[…]
原付スクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があ[…]
最新の投稿記事(全体)
冷却効果だけでなく疲労の緩和も実現したお役立ちインナー スポーツウェアブランド「ZEROFIT」と、ボディケアのパイオニア「ファイテン」が強力タッグを組んで生み出した「ICE WEAVE ナノメタック[…]
あの頃の中型 青春名車録「2気筒の時代」(昭和51~53年) 昭和50年(1975)10月1日、免許制度が改正され401cc以上のバイクに乗るためには大型免許(=限定なしの自動二輪免許)が必要になった[…]
白線が滑りやすいのは事実。その原因は? まず、道路の白線が滑りやすいのは紛れもない事実だ。路面標示用塗料メーカー10社で構成される路面標示材協会によると、白線の滑り抵抗性は湿潤時で40〜5[…]
零戦と同じサムライ魂が成し遂げた「究極」の直4 時代を決定的に「それ以前」と「以降」に画してしまうエポックメイキングなモデルはいくつか存在する。中でもZ1は紛れもない革命児である。 量産車として世界初[…]
ある日チョークが折れてた エンジン始動でチョークを引っ張ったらいきなり「スポッ」と抜けた。何事かと思ったら・・・折れてたんですよ、チョークケーブルのアウターが。 アクセルやクラッチ、スロットルやチョー[…]
- 1
- 2