
ホンダは、原付二種クラスの「モンキー125」にニューカラーを設定し、2023年モデルとして発売すると発表した。昨秋に欧州で発表されたチェック柄シートの3色で、価格は嬉しい据え置きの44万円。5速トランスミッションの新エンジンになってから初のカラーチェンジだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
シンプルな燃料タンク色にフレーム×スイングアーム×倒立フォーク×シートで新カラーを表現
ホンダは、2022年7月より受注を一時停止していた原付二種レジャーバイク「モンキー125」にニューカラーを設定し、2023年9月21日に発売すると発表した。
コロナ禍によるロックダウンや世界的な海上輸送・港湾の混雑、半導体供給不足などの要因から製品・部品入荷や物流の遅延が継続・長期化し、一部機種について受注を一時停止していた。これが一時は10機種ほどにも及んでいたが、物流等の遅延解消により順次受注が再開されてきた。最後に残ったのがモンキー125だったわけだが、このたびのニューカラー発表によって全ての機種の受注が再開されたことになる。
伝統的に50ccだったモンキーは、2017年の50周年モデルを最後に生産終了。翌2018年に原付二種125ccとして復活してモンキー125となり、2021年に5速トランスミッションを搭載した新型エンジンに切り替わった。この新型エンジンを採用してから初のカラーチェンジとなる。
ニューカラーは、1967年に発売された初代モンキーZ50Mをリスペクトしたもので、チェック柄シートが大きな特徴。従来型はフレームとスイングアームが黒で統一されていたが、今度はフレーム、スイングアーム、フロントフォークの色が統一され、燃料タンクは白×銀または銀×白の組み合わせになる。ちなみにチェック柄シートは赤と黒がフレームと同色で、黄色の車体には黒シートが取り付けられている。
主要諸元と価格に変更はなく、ホンダ125cc・クラシックウイングシリーズ共通の44万円をキープ。初期ロットは争奪戦も予想されるので、興味のある方はお早めに!
チェック柄シートはたびたび復刻されている
とても紹介しきれないけど、ほかにもあった様々なモンキー! 復刻してほしいのはどれ?
HONDA MONKEY 125[2024 model]
車名 | モンキー125 |
型式 | ホンダ・8BJ-JB03 |
全長×全幅×全高 | 1710×755×1030mm |
軸距 | 1145mm |
最低地上高 | 175mm |
シート高 | 776mm |
キャスター/トレール | 25°00′/82mm |
装備重量 | 104kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 123cc |
内径×行程 | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0:1 |
最高出力 | 9.4ps/6750rpm |
最大トルク | 1.1kg-m/5500rpm |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
燃料タンク容量 | 5.6L |
WMTCモード燃費 | 70.0km/L(クラス1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/80-12 |
タイヤサイズ後 | 130/80-12 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 1名 |
価格 | 44万円 |
発売日 | 2023年9月21日 |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
※2023年12月14日更新 125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、[…]
チェック柄シートとの相性も抜群! ホンダはタイで、2023年1月に発表された2023年モデルのモンキー125(イエローフレーム)をベースとしたスペシャルエディションを発表した。タータンチェック柄のシー[…]
1992年8月27日発売、モンキーBAJA(バハ)後期型のカラーリングをオマージュ BAJA(バハ)とは、パリ~ダカール・ラリー(当時)と並び、世界で最も苛酷なレースの一つである、バハ・1000マイル[…]
ダックス125[44万円] vs モンキー125[44万円]の走りっぷりはどう違う? ホンダの原付二種リバイバルシリーズは、先駆けとなったモンキー125に続きスーパーカブC125、CT125ハンターカ[…]
ビギナーからベテラン層まで人気のアジアン軽二輪 現在、世界のバイク需要はアジア市場が7割以上を占めており、日本メーカーの車両であっても、グローバルモデルの多くはそうした新興国のニーズを満たすように設計[…]
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc])
「走る」を変える次世代の相棒 一般的なガソリンバイクが燃料を燃焼させてエンジンを駆動するのに対し、電動バイクはバッテリーに充電した電気でモーターを回して走行する。そのため、排気ガスを一切排出しない、環[…]
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
コスパも高い! 新型「CUV e:」が“シティコミューターの新常識”になる可能性 最初にぶっちゃけて言わせてもらうと、筆者(北岡)は“EV”全般に対して懐疑的なところがある者です。カーボンニュートラル[…]
スマホ連携TFTやスマートキー装備のDX ホンダがミラノショーで発表した2025年モデルのPCX125(日本名:PCX)。2023年には欧州のスクーターセグメントでベストセラーになった同車だが、日本で[…]
WMTCモード燃費×タンク容量から航続距離を算出してランキング化 この記事では、国内4代バイクメーカーが公表しているWMTCモード燃費と燃料タンク容量から算出した1給油あたりの航続可能距離を元に、12[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
動力性能を高めるためエンジンを大幅刷新 カフェレーサー然としたスタイルばかりに注目が集まりがちだが、CB400フォアの魅力はそれだけではない。前任に当たるCB350フォアの不振を払拭するべく、動力性能[…]
RVF400参戦でV4パフォーマンスに優れたハンドリングと闘えるトラクションが加味され最強に! ホンダのV型4気筒戦略がスタートしたのは1982年。 VF750系に続いてVF400系も加わり、当初は高[…]
「走る」を変える次世代の相棒 一般的なガソリンバイクが燃料を燃焼させてエンジンを駆動するのに対し、電動バイクはバッテリーに充電した電気でモーターを回して走行する。そのため、排気ガスを一切排出しない、環[…]
ピカイチの快適性を誇り、タンデムユースも無理ナシ ようやく全日本JーGP3の開幕戦が近づいてきて(記事制作時)、最近はバイクに乗るトレーニングもスタート。 筋力が増えたことで、これまで苦手だった車種で[…]
メーカーメイドのカフェレーサー ’74年末から発売が始まったCB400フォア、通称ヨンフォアは、’60~’70年代に世界中でブームとなった、カフェレーサーを抜きにして語れないモデルである。カフェレーサ[…]
人気記事ランキング(全体)
昭和レトロの世界が広がる神奈川県『中古タイヤ市場 相模原店』 昭和の夏休みって、どんなでしたっけ? 朝はラジオ体操に行って、午前10時頃からは仮面ライダーやウルトラマンの再放送。昼は学校や地域のプール[…]
主な舞台となった甲府市で「mono」の世界観をリアルに体感 『ゆるキャン△』でキャンプブームを盛り上げた、あfろ先生原作のTVアニメ『mono』。 写真部と映画研究部が合体した「シネフォト部」に所属す[…]
ミニカーとは何かがわかると登録変更のハードルもわかる まず「ミニカー」とは、法律上どのような乗り物として扱われるのか、基本的な定義から押さえておく必要がある。実はこれ、道路交通法上では「普通自動車」扱[…]
Vmaxと同時期にアメリカンカルチャーから発想したマッチョスポーツ! 1985年、ヤマハがアメリカはカリフォルニアの現地でデザインしたVmaxは、アメリカならではのクルーザーやチョッパーのバイクカルチ[…]
動力性能を高めるためエンジンを大幅刷新 カフェレーサー然としたスタイルばかりに注目が集まりがちだが、CB400フォアの魅力はそれだけではない。前任に当たるCB350フォアの不振を払拭するべく、動力性能[…]
最新の投稿記事(全体)
夏の定番「カルピス」を蛇口から注いで飲んで、あま〜い思い出づくり 2007年にポンジュースを製造販売するえひめ飲料が「日本有数のみかん産地である愛媛県では蛇口からポンジュースが出る」という都市伝説を実[…]
百の目を持つ“新種の怪物”「Argus」とは 2023年の東京モーターサイクルショー、HYODブースにて、多くの来場者の度肝を抜いた一台のモンスターが展示されていたことを覚えているだろうか。それが、デ[…]
電池不要‼ 水で濡らすだけで瞬間冷却 ベルモンドの「ふりふり冷感シリーズ」の最大の特長は、冷感タオル記事を使用しており、「そのまま」でも「濡らして」も使える2WAY仕様である点だ。特に注目すべきは、水[…]
動力性能を高めるためエンジンを大幅刷新 カフェレーサー然としたスタイルばかりに注目が集まりがちだが、CB400フォアの魅力はそれだけではない。前任に当たるCB350フォアの不振を払拭するべく、動力性能[…]
FXLRSローライダーS:パワーユニット強化で走りはさらにアグレッシブ 許容リーンアングルが深めに設定されるなど、スピードクルーザーとして絶対的な人気を誇る「ローライダーS」 。2025年式は最高出力[…]
- 1
- 2