
’23年4月、神奈川県の大磯ロングビーチにて日本自動車輸入組合(JAIA/ジャイア)による『輸入二輪車試乗会・展示会』が開催され、世界の輸入車が大集結! 各社の注目モデルを一気乗りしてショートインプレッションをお届けする。テスターは体当たり系フリーライターの谷田貝洋暁だ。本記事では、トライアンフのストリートトリプル765RSを取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:真弓悟史
トライアンフ ストリートトリプル765RS 試乗ショートインプレ
スピードトリプルの弟分であり、トライアンフの入門用ネイキッド…、なんて感じで登場したストリートトリプルだが、ライバルやスピードトリプルの大排気量化&パワーアップ。またモトGPへのエンジンユニット供給などを経て、かなりスポーティなモデルへと進化している。
試乗したのはR/RS/MOTO2 EDITIONと、3種類あるグレードのうち中間的なポジションで、オーリンズ製のリヤショックを搭載した“RS”ではあるものの、トライアンフのお家芸である並列3気筒のエッセンスは十分味わえるうえに、十分速い!
【TRIUMPH Street Triple 765 RS】■全幅792 全高1047 軸距1402 シート高826(各mm) 車重189kg(装備) ■水冷4スト並列3気筒DOHC4バルブ 765cc 130ps/12000rpm 8.2kg-m/9500rpm 変速機形式6段リターン 燃料タンク容量15L ■ブレーキF=Wディスク R=ディスク ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:銀 赤 黄 ●価格:149万5000円~
モト2レースエンジンの技術がダイレクトに反映。グレードにより最高出力が異なり、Rの120PSに対し、RS/モト2エディションは130PSとなる。
リヤショックもグレードによって異なり、Rがショーワ製ピギーバックリザーバー付きモノショックなのに対し、RS以上のグレードはオーリンズ製となる。
仕様によりフロントサスペンションが異なり、Rのショーワ製セパレート式、RSのショーワ製ビッグピストンに対し、モト2エディションはオーリンズ製となる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(試乗インプレッション/テスト)
実はずっと気になっていた「APトライク125」 これを読んでいる皆さんの中にも、タイの「トゥクトゥク」のようなトライシクル (三輪バイク)「APトライク(APTrikes)125」を目撃したことがある[…]
CL250とCL500だったら、250のほうが良い気がしてた…… 今年発売になったばかりのHonda『CL』シリーズは、知っているかもしれないけど250ccの『CL250』と500ccの大型バイク『C[…]
インディアン流『クラブスタイル』の最新型 スポーツチーフ試乗前夜、バイク歴1年10カ月の私(ムラタ)は慄いていた。少しずついろんなバイクに試乗する機会が増えたとはいえ、スポーツチーフは排気量1890c[…]
バイク乗るの上手くなった⁉️ そんな気分に上げてくれる相棒 2023年春、筆者ムラタ(バイク歴1年10カ月)はクルーザーに初めて乗った。その相棒がまさに「スカウト ローグ」だったのだが、試乗前の夜は「[…]
カフェレーサーに必須のセパレートハンドル&バックステップを装着 アクティブのGB350Sは、同社が新たに打ち出すネオクラシック系のカスタムパーツブランド『153ガレージ』のパーツで仕上げられている。1[…]
最新の関連記事(トライアンフ)
「黒船」が来た! 中型クラスに異状あり! 400㏄クラスという排気量カテゴリーは、免許制度の関係で生まれた日本独特の排気量帯で、ヨーロッパでは日本で販売するモデルの500㏄版を販売するなどしてきました[…]
水冷単気筒398ccで40psを発揮するトライアンフの400 トライアンフが6月28日に世界同時発表したミドルクラスのモダンクラシック「スピード400」と「スクランブラー400X」。インド生産の両車は[…]
トライアンフのカフェレーサーの長い歴史の幕を下ろす最終モデル このたびの特別仕様車について、トライアンフのチーフコマーシャルオフィサーを務めるポール・ストラウドは「スラクストンは多くのバイカーにとって[…]
伊ではスピード400=5395ユーロ、スクランブラー400X=6095ユーロ トライアンフが本気で350~400ccクラスの覇権を狙っている! そう思わずにはいられない。なにしろ、ハイスペックな水冷単[…]
どうも皆さん、一ヶ月ぶりにヤングマシンに見参! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 今回は僕がバイク好きになった映画「大脱走」について語ります! …と思ったのですが、さすがに大脱走だけだと渋すぎ[…]
人気記事ランキング(全体)
アンダーボーンにブロックタイヤ、フラットなシート ヤマハがタイで面白いバイクを発表したぞ! その名も「PG-1」で、数日前からウェブ界隈を賑わせてきたが、スペックや価格も正式発表されたのでお伝えしたい[…]
第2世代となったBMWヘリテイジは世界初のテレスコ採用モデルがモチーフ BMWヘリテイジシリーズとして登場した『R nineT』は、BMW創業90周年に合わせて登場したモデルで、それまでRシリーズに搭[…]
フロントフォークがデリケートに追従できなくなっているかも A. 年代物のサスペンションなどの機能が低下していたら復活させるとともに、前輪が遅れて追従する走りのマナーを身体に覚えさせましょう。うまく乗る[…]
カフェレーサーに必須のセパレートハンドル&バックステップを装着 アクティブのGB350Sは、同社が新たに打ち出すネオクラシック系のカスタムパーツブランド『153ガレージ』のパーツで仕上げられている。1[…]
バイクの本当の楽しさを教えてくれるのがフルサイズ125 「あの山の先まで行ってみたいなあ……」。高校生の頃の僕は、窓の外はるか彼方に連なる丹沢山系を眺めて授業もろくすっぽ聞いていない、そんな生徒だった[…]
最新の投稿記事(全体)
土踏まずを支点につま先で上に引き上げるのはNG バイクにまだ慣れていない、もしくはキャリアはあっても乗る機会が少ないライダーは、ギヤのシフトアップのコツが掴めず、左足の親指つけ根が痛くなったり皮が剥け[…]
ホンダCLシリーズの決まりごとはアップマフラーぐらい 2023年5月に発売されたホンダCL250/CL500は、業界でも世間でも評判がいいモデルで、現時点での販売は好調なようである。でも僕の周囲には「[…]
『W』の文字に「1965年のレガシーが復活」……となると可能性は2つ カワサキインディアがSNSでティーザーを開始した。11月29日に公開された一葉の写真では、真紅のバイクカバーに包まれたバイクのフロ[…]
取扱説明書に書かれた「X350RAモデル」の文字……! ハーレーダビッドソンとしては異例の353cc並列2気筒エンジンを搭載し、”普通二輪免許で乗れるハーレー”として話題沸騰のX350は、同時発表のX[…]
実はずっと気になっていた「APトライク125」 これを読んでいる皆さんの中にも、タイの「トゥクトゥク」のようなトライシクル (三輪バイク)「APトライク(APTrikes)125」を目撃したことがある[…]
- 1
- 2