B+COMの旗艦インカムSB6Xの登場からおよそ6年。昨年末に生産終了のアナウンスと同時に発表されたリニューアル製品「SB6XR」がリリースされた。さらに使いやすくなり、バッテリーライフも延びている。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:柴田直行 ●外部リンク:サイン・ハウス
[◯] 不満のないSB6Xがさらなる高みへと進化
SB6Xの発売から間もなく6年と聞いて驚いた。’20年にプレミアムスタンダードのワン、’22年にプレイが発売され、そのたびに比較用としてSB6Xも試しているが、音質や操作性の良さ、機能の多さについては今なおトップクラスと感じる。
そんなSB6Xが、パーツの再構築によってSB6XRへと進化したのだ。最大通話可能人数が6人であったり、聴きトーク機能を有するなど、基本的な機能については旧型から変更なし。本体はさらに薄型化されたのにバッテリー容量は25%も増えており、電気回路設計の最適化と併せて使用可能時間は3割以上もアップしている。また、本体の上下にあるB1/B2ボタンは、指の接触面積が約2倍となり、実際にグローブを装着した状態での感触が、さらに分かりやすくなっているのだ。
ベースプレートも進化した。これまではやや力業でスライドさせて脱着していたが、新型はロック機構が採用されたことで、スライド自体の抵抗がスムーズに。外す際はボタンを押しながらでないと絶対に動かないほど強固であり、この改善は多くのユーザーに歓迎されるだろう。
[△] 価格上昇は納得の範疇。サポート体勢も万全だ
ペアユニットは7万9200円から8万5800円へ。約8%の値上げは昨今の情勢を鑑みれば納得の範疇だろう。また、サポート体勢が万全なのもこの価格あってこそだ。
[こんな人におすすめ] アフターまで考慮するとB+COM一択か
大手通販サイトにはノーブランドの格安インカムが大量に並んでいるが、品質の良さや購入後のサポート体制まで考えると、人に勧めるならB+COMになる。なお、サイン・ハウスでは有償でバッテリー交換サービスも実施している。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
電熱インナートップス ジャージタイプで使いやすいインナージャケット EK-106 ポリエステルのジャージ生地を採用した、ふだん使いをしても違和感のないインナージャケット。38度/44度/54度と、3段[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
コンパクトな車体に味わいのエンジンを搭載 カワサキの新型モデル「W230」と「メグロS1」がついに正式発表! ジャパンモビリティショー2023に参考出品されてから約1年、W230は白と青の2色、メグロ[…]
最新の投稿記事(全体)
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
一般人でも許される現行犯逮捕とは? 「逮捕」とは、犯罪の容疑がある人の身柄を強制的に拘束する手続きです。 原則として、事前に裁判官の審査を受けて許可を取り、令状の発付を得てからでなければ、たとえ警察で[…]
バイクのスピード感をイメージさせる象徴的なグラフィックモデル登場 ネオテック3のグラフィックモデル第3弾となるアンセムは、バイクを走らせているときに感じる風を思わせる、スピード感ある模様が特徴だ。ブラ[…]
バイクのパーツと“夜行”をポップアートに描いたホットでクールなグラフィックモデル Z-8 ヤギョウは、ネオンカラーなどの極彩色で彩られた現代ポップアートなグラフィックが特徴だ。グラフィックにはタイヤと[…]
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
- 1
- 2