
数多くの車両販売を手掛けるバイク館が、輸入バイクをテーマとした試乗会を開催。価格の安さもさることながら、ギラついた個性の強さが面白いのが輸入車。一挙に乗れればこれほど楽しいことはない! 編集部が国内未導入のマシンに乗り倒してきた。本記事では、インドはニューデリーに本拠地を構えるヒーロー・モトコープのアドベンチャー X-PULSE200 4Vを取り上げる。
●文/写真:ヤングマシン編集部(ヨ) ●取材協力:株式会社バイク館イエローハット
HERO X-PULSE200 4V 概要
【HERO X-PULSE200 4V】■油冷4ストOHC4バルブ単気筒 199.6cc 19.1ps/8500rpm 1.77kg-m/6500rpm ■158kg 13L シート高825mm ■タイヤサイズF=90/90-21 R=120/80-18 ●色:赤 白青 艶消し黒青 ●価格:36万9000円
【ライディングポジション】シート高は825mmあるが、オフロード車らしいサスペンション設定と、スリムに絞られた車体のおかげで、踵は若干浮く程度。無理がなく自然なポジションで、ゆったり跨がれる。[身長175cm/体重70kg]
オフロードらしいフロントフェンダーと大型のスポークホイールに始まり、エンジンガードやナックルガードを初期搭載。オフ車としての装備はつるしの時点で十二分だ。
油冷4サイクルOHC4バルブ単気筒200ccエンジンを心臓とし、その最高出力は19.1psと十分。排気量からイメージする以上にパワフルな走りを楽しめる。
HERO X-PULSE200 4V:試乗インプレッションインドメーカーの本格アドベンチャー。価格も魅力だ!
細身の大径タイヤによるヒラヒラ感と、排気量から想像するよりも豊かなエンジンのパルス感がプリミティブな乗り味をもたらすが、コンパクトで扱いやすい。’90年代の200ccクラスを思わせるオフ車とでも言おうか、エンデューロ的な走りよりも荒れた道を淡々と走破していくようなキャラクターが感じられた。
前後サスペンションのストロークは長くないがコシがあり、初期制動を抑えめにして握り込めば利くタイプのブレーキと相まって、オン/オフ問わず積極的に扱えそうだ。
燃料タンクは13Lあり、クッション性に優れたシートも思った以上に良かった。さらに、ナックルガード/ショートスクリーン/スキッドプレート/リヤキャリアなど装備も充実している。これで36万9000円なのだから、間違いなくお買い得な設定と言える。リーズナブルなオフ車を求めるライダーには初心者/ベテランを問わずオススメできる。
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