
年間に延べ1000回以上開催され、1万5000人以上が受講する「Honda Motorcyclist School(HMS)」は、ホンダがもてぎ/埼玉/浜名湖/鈴鹿/熊本の全国5か所の交通安全センターで開催しているライディングスクール。その上半期(4月1日〜9月30日)のスケジュールが発表された。場所によっては予約が殺到する大人気のスクールだけに、申込みは早めが吉だぞ!
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:Honda Motorcyclist School
キャンセル待ちが150人!? 満員御礼の大人気スクール
「二輪ライダーに向け、安全運転の知識や技術を習得する場と機会の提供」を目的として1978年にスタートしたこのスクール。間違いなく日本のライディングスクールでは最古参、長い歴史を持つ伝統のスクールだろう。その2023年上半期の開催スケジュールが発表された。
ホンダは全国7箇所に交通教育センターを所有しており、HMSはそのうちのもてぎ、埼玉、浜名湖、鈴鹿、熊本の各5センターで開催される。年間の述べ開催回数が1000回以上、総参加人数は1万5000人を超えるという規模は、これも国内では最大の規模だろう。
スクールはオンロードとオフロードの2つに大分され、それぞれに初級/中級/上級コースが設定されるほか、各センターオリジナルのカリキュラムも設定されるなど、ユーザーの要求や技量に応じたこまやかなコース設定が特徴だ。場所や内容によっては即座に枠が埋まり、キャンセル待ちが150人に達することもあるほどの人気を博している。
ホンダは「2050年に、全世界でホンダの二輪・四輪・が関与する交通事故死者ゼロを目指す」ことを掲げており、安全技術などのハードと、安全教育のソフトの両面から取り組みを進めているが、HMSは二輪のソフト側を担う重要なコンテンツ。そのノウハウはホンダが海外で展開する交通安全スクールにも活用されている。ホンダが45年間のスクール運営で蓄積した膨大な安全運転のノウハウを、あなたも是非体験して欲しい。
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