
次世代のCBとして計画されていた、ホンダのCB‐Fコンセプトが開発中止となってしまったのは非常に残念だが、次期CB計画そのものがなくなってしまったわけではない。それどころか、ヤングマシン編集部ではかなり確定度の高い情報を入手した。新たなる計画の一環として、CB1000Rが「ホーネット」のペットネームを得てフルモデルチェンジするというのだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
世界最速のネイキッドとして転生する?!
欧州がメイン市場となるCB1000Rでは、先のCB‐Fコンセプトではなく、その排気量とパワーを活かしたパフォーマンス系ネイキッド案が採用される。狙うはドゥカティ ストリートファイターV4やBMW S1000Rのようなハイパー・ガチ路線。そのためエンジンも3世代前のCBR1000RR(SC57)から発展した現行CB1000Rのものから、192psを叩き出していた先代CBR1000RR(SC77)ベースのものへ一新されるという。世界最速ネイキッドとして名乗りを挙げるのだ!
ホーネットの名を得るからには、スタイリングも現行のモダンカフェ路線から、昨秋に2気筒750ccで復活したCB750ホーネットのような路線へと変身するだろう。
フレームやスイングアームなど車体構造がどうなるかは不明だが、少なくとも180ps越えは目指してくると思われるため、145psに対応した現行型の車体では力不足は明らか。このあたりも仮想ライバルを唸らせるスペックで登場するだろう。編集部予想では2023年秋のEICMAで発表され、2024年には市販開始。最強のスポーツネイキッド、これもCBたる姿のひとつだ!
〈YM未来予想〉ホンダCB1000Rホーネット:ホーネット系のビッグボス
【HONDA CB1000R HORNET|予想モデル】新生ホーネット系の鋭い姿で生まれ変わると目されるCB1000R。180ps超えを受け止める車体の動向も注目だ。●予想登場時期:’24モデル ※写真はイメージCG
【モチーフ:’23 HONDA CB750 HORNET】欧州で一世を風靡した“ホーネット”ブランドが今年750ccのパラツインを得て復活。これに続く1000も控えていたとは! ■水冷並列2気筒 755cc 92ps 8.65kg-m 190kg ●予想価格:85万円前後
【ベース:’23 HONDA CB1000R】現行はボア×ストロークが75.0×56.5mmのSC57系CBRエンジンがベースの、モダンな大人スポーツ路線。新型はガラリとイメチェンを図る? ■水冷並列4気筒 998cc 145ps 10.6kg-m 213kg ●167万900円~
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