これからのCBにかける先駆者たちの思い「ホンダの真ん中、それこそがCB」
SBはSFを超える販売台数を誇る人気を博し、BIG-1は両輪に。やがて時代とともに他社のビッグネイキッドが次々と消え去っていくも、CB1300だけは熟成を重ね、彼らがCB開発の現場を離れた後も、思いを受け継ぐ後進たちの手によって今なお輝きを放ち続けている。最後にこれからのCBはどうあるべきか、個人としての思いを尋ねてみた。
原「私がCB=直4だと思っているのは、それで育ってきたときの思い出が忘れられないから勝手に思っているだけであって、それと同じようにその時代ごとのユーザーが『これがCBだ!』と胸を張れるバイクであってほしいと思っています。“CB”とは常にホンダのド真ん中にある存在としてあってもらいたい。ホンダが生き残ることができるのは、そこにあるとさえ思っています」
岸「私も、これからのCBは別に4気筒にこだわらなくてもいいと思っています。皆がそのときどきで考えるCBをつないでいけばいい。それこそ電気モーターのCBであってもいいと思うんです。でもやっぱり、“CB”たるものはホンダとしてのポリシーを体現するマシンでなけれないけないと思いますね。これだけは譲れません。それは何かというと、微に入り細に入り作り込まれた、ツールとしての優秀性を備えた懐の深いロードスター。そう、ホンダのバイクとして根底にある“スポーツ”という部分は外せないと思うのです」
工藤「私もどんなに時代が変わっていっても、CBは常に時代のド真ん中=スタンダードであってほしいと願っています。どんなに時代が変わろうとも、街乗りからツーリング、ワインディングまでどんなことにも対応する、それこそがCBでありホンダだと思っています」
原「正直なところ、30年もBIG-1が続くとは驚きでした。これは何といってもひとえにお客様に支持していただけたおかげです。この30年はお客様が築きあげたものです。私たち作り手の思いに共感していただけなら嬉しいかぎりです。心から本当にありがとうございますのひと言に尽きます」
[参考] ホンダCB1300シリーズヒストリー
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