スズキ久々の完全新設計モデルがミラノショーで世界初公開! 並列ツイン+スチールフレームのプラットフォームを共有しながら、ネイキッドのGSX-8S、アドベンチャーのVストローム800DEというジャンルが全く異なる2台を放つ! 本記事では特に、GSX-8Sの過激なデザインに注目して紹介するぞ。
●まとめ:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●外部リンク:スズキ
軽量パワフルさ光る! 激戦区に投入する渾身作【スズキ GSX-8S】
エンジンとフレームともにオールニューマシンのマシンは、’17年型のGSXR1000以来──。まさにスズキ入魂のモデルが世界初披露された。その1台こそGSX‐8Sだ。
本作は270度クランクの776ccパラツインを鋼管ダイヤモンドフレームに積むストリートファイター。近頃、CB750ホーネット、MT‐07、890デュークなど各社から600~800cc級の並列2気筒を搭載したスポーツネイキッドが多数登場し激戦区となっているが、ついにスズキも参戦を果たす。
スズキは大型ネイキッドに、直列4気筒を搭載した最上級のGSXS1000と、Vツインを積むSV650/Xを展開しているが、本作はこの間を埋める存在。また、直4を採用し、生産終了になったGSXS750の後継としての役割を持つ。
パワーはSV650から11ps増の83psを発生し、トルクは大幅に増強。ライバルにはない2軸バランサーや、電脳デバイスの充実もポイントだ。
一方、車重はSVからわずか3kg増の202kg。GSX‐S1000比ではマイナス12kg、GSX‐S750比でも10kg軽い。650よりパワフルで1000より軽いマシンが欲しい人にジャストな選択肢となる。
デザインも新鮮だ。コンセプトは「An Icon for a New era of Functional Beauty(新時代の機能美の象徴)」で、シンプルかつシャープなスタイルを持つ。顔は、ハヤブサやGSX‐S1000と同様、スズキ伝統の上下2灯LEDヘッドライトが特徴的。さらにシートレールを露出させたデザインも個性的で、スリムさと俊敏性を感じさせる。まさにスズキ新時代の幕開けに相応しい佇まいだ。
スズキ GSX-8S スタイリング/カラーバリエーション
スズキ GSX-8S デザイン【造形からロゴまでこだわりの仕上がり】
新時代/ビジュアルストラクチャー/アイコンのキーワードをデザインの目標に掲げたGSX-8S。縦2眼とシャープなシュラウドでGSX-S1000の系統を意識させつつ、見る角度によって丸みも感じさせるモダンな造形美だ。
スズキ GSX-8S ライバル主要諸元比較:SV650/Z650/MT-07/CB750ホーネット
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