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ヤマハモーター台湾は、新型155ccスクーター「AUGUR」を発表した。エンジンこそ現行他機種と同様だが、ヘッドライトまわりには市販車で初めて採用される先進装備を奢る。日本にもぜひ導入を!
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
このクラスでコーナリングライトは初めてでは?
ヤマハモーター台湾が発表した新型スクーター「AUGUR」は、斬新すぎる見た目だけじゃなく先進装備でも我々の度肝を抜いた。
軽二輪の中でもライトなクラスの155ccながら、おそらくこのクラスのスクーターとしては初めてヤマハリーンライトアシスト(いわゆるコーナリングライト)を採用し、さらに外光の環境に合わせてヘッドライトの色温度を変化させることができる。後者は市販バイクでは間違いなく初採用だ。
可変色温度のヘッドライトは、複数の光源を組み合わせるLEDならではの機構で、通常の外光であれば白色光とし、曇天や雨天では見やすい暖白色光に変化させるというものだ。これはライダーが任意に変更できるようだが、エンジンOFFで元の色に戻る模様。これは台湾のレギュレーションによるものか。
このほか、4.3インチフルカラーTFTメーターはスマートフォンとコネクトすることによってターンバイターンのナビゲーションを表示することも可能。スマートキーやクイックチャージ3.0のUSBソケットなど、利便性を向上する装備も抜かりはない。
「AUGUR」のエンジンは水冷ブルーコア単気筒で、NMAX155やXフォースと同等のものだろう。トラクションコントロールシステムやABSも同様に装備している。
気になるのは日本へ導入されるかどうかだが、台湾の独自モデルは日本に入ってこないモデルも多く、AUGURに関しても微妙なところ。可変色温度ヘッドライドもレギュレーション的にどうか……。とはいえ、ここはひとつヤマハさんの決断を期待したいところ。よろしくオナシャス!
YAMAHA AUGUR[2023 Taiwan model]
主要諸元■全長1920 全幅760 全高1120 軸距1340 シート高815(各mm) 車重132kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 155cc 出力未発表 無段変速 燃料タンク容量6.1L■ブレーキF=φ267mmディスク+2ポットキャリパー R=φ230mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70-13 R=130/70-13 ●価格未発表 ※諸元等は台湾仕様
AUGURの先進装備
クイックチャージ3.0の急速充電が可能なUSBソケットを備える。
動画はこちら
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