ホンダは欧州で、横型エンジンのボーダーレスなミニスポーツバイク「グロム」の2023年モデルを発表した。新色のグレーとブルーを追加し、レッドはフェンダーをブラック仕上げとしている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:Honda Europe
2021年にフルモデルチェンジし、5速ギヤボックスの新エンジンを採用
ホンダは欧州で、日本や北米では“グロム”として知られるMSX125 GROMに2023年モデルとしてニューカラーを用意する。2013年に初登場した際に『Mini Street X-treme 125』からMSX125と名付けられ、2021年に新作エンジンでフルモデルチェンジした際にMSX125 GROMに改名。2023年モデルでは大胆なロゴあしらいが特徴の“グレー”と、シンプルながら個性を主張する“ブルー”を追加し、従来からある“レッド”はフェンダー色をブラック仕上げとした。
LEDの特徴的なヘッドライトや、ギヤポジションインジケーターとタコメーターも表示するLCDメーター、66.6km/Lの低燃費を誇る5速ギヤボックス搭載の横型空冷単気筒エンジンなど、定評ある機能に変更はない。6本のボルトで留められ、カスタムもしやすいボディパネルなども健在だ。
761mmのシート高で扱いやすく、足まわりはφ31mm倒立フロントフォークやIMU連動のABSも備えるブレーキなど、ミニクラスとは思えない装備を誇る。価格や発売時期は未発表だが、日本にも同様のカラーが導入されるのかは気になるところだ。続報が入り次第お届けしたい。
HONDA MSX125 GROM[2023 EU model]
主要諸元■全長1760 全幅720 全高1015 軸距1200 最低地上高180 シート高761(各mm) 車重103kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 125cc 9.79ps/7250rpm 1.07kg-m/5500rpm 変速機5段 燃料タンク容量6L■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ※諸元は欧州仕様
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