
25回目という節目を迎えた”もて耐”。’22年も多くのチームが参戦し、思い思いのバイクでMotoGPの舞台にもなる、もてぎのロードコースで耐久レースを楽しんだ。我らヤングマシン代表の#135 B.S.C. with YoungMachine135も総合で上位を走り、クラス優勝を果たす大活躍を見せたぞ!
●文/写真:ヤングマシン編集部(佐藤寿宏)
’21年のリベンジを果たしたベスラレーシング
今年の”もて耐”は史上初めて9月開催となり、例年に比べると暑さは和らいだものの、日差しは強く、快晴の中で81チームが7時間先のチェッカーフラッグを目指した。
今年もCBR250RRのエントリーが一番多く、中でも#51 ベスラレーシングTEC2&YSSが燃費と速さをハイレベルで両立しており、レース序盤こそ後方に甘んじていたが、自分たちのペースを守り1時間10分が経過したところでトップに立つ。
ピットインのタイミングで順位の入れかわりはあったものの、レース終盤は2位以下を大きくリード。残り21分でファステストラップを記録する速さも見せつけ、2位の#74 RankUpRacingを3周も引き離す圧勝で25回目のもて耐を制した。
【燃費も速さも持つ優勝チーム】昨年は僅差で2位となっただけに、今年は念願のリベンジを果たした#51 ベスラレーシング。燃費を突き詰め、ライダーそれぞれが速いラップタイムを刻んだ。セーフティカーが入りながら169周を記録した。
NinjaZX-25Rで最上位となる7位でゴールした#47 PROGRESSガレージハラダ姫路。4気筒の甲高いエキゾーストノートは心地よかったが、燃費は厳しく、11回ピットを記録。新設されたZXクラスでは優勝を飾っている。
総合でも表彰台まであと一歩 ヤングマシンチームも頑張った!
今年もヤングマシン代表として参戦した#135B.S.C. with YoungMachine135は、残り30分というところまで総合で3番手につけていたが、元MotoGPライダーの宇川徹を擁す#67 ライディングスポーツ&ファイヤー67にかわされ4位に。しかしBMW G310クラスでは見事に優勝を飾った。
「ミスのないよう、ピット作業は2分2秒で出るようにしていました。来年はもう少し燃費を煮詰めて総合で表彰台に上がりたいですね」。武藤氏が主催する10月30日開催のMutoGP G310トロフィーも多くのエントリーを集めており、こちらも盛り上がりそうだ。
ヤングマシンのロゴがタンクとスクリーンに映える#135 B.S.C. with YoungMachine135のBMWG310R。
武藤昇(左)氏率いる#135 B.S.C. with YoungMachine135は、もてぎと鈴鹿のチャンピオンが組み、2分20秒台というG310ではハイペースで周回。総合4位、見事クラス優勝を果たした。
【今年もBMW勢が大量出場!】今年の”もて耐”にも昨年に続き17台がエントリー(3耐含む)したBMW G310R。結果でも昨年に続き総合4位に食い込む速さを見せた
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