CBX純正ルックが最新型CB400SFでも楽しめる!

全年式で“ナローテール”選択可能に! ドレミコレクション「CB400タイプX」がさらに進化中

今春の東京モーターサイクルショーで発表されて以来、大きな話題を集めているのが、CBX400Fのスタイルを全年式のCB400SFで再現できるドレミコレクションの外装キット“CB400タイプX”。既に本誌を含む数多くのメディアで紹介されており、さらに年式や仕様によってはデリバリーもスタートしている。そんなタイプXに新たなトピック! ショーでの発表当時はシートレールの形状的にNGとされていた「高年式の車両+CBX純正テールカウル形状」も実現できそうだという!


●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ドレミコレクション

現行はウイングテールのみ対応予定だったが…

MCショーで発表されたCB400タイプXは2台で、2代目CB400SF(NC39)ベースのホワイト✕レッド車はCBX400Fの純正ルックを再現した通称ナローテール仕様。対して現行型(NC42)をベースとしたブラック✕レッド車は、テールカウルを羽根状に成形した通称“ウイングテール”を装着して展示されていた。

これには理由があって、おおざっぱにいうとCB400SFのシートレール形状には3タイプが存在し、2003年のNC39後期型以降はグラブバーの固定用ステーが干渉してしまうためナローテールが装着できないのだ。そこで生まれたアイデアがウイングテール。テールカウルに羽根を設けることで、例の邪魔なステー部分を逃してしまおう…という手法だ。

このウイングテールはCBX現役当時から今に至るまで人気のカスタムパーツだけに、タイプXのユーザー層にも響くはず…だったのだが、購入希望者からは“年式の新しい車両でノーマルテール仕様が欲しい!”という声が圧倒的に多かったのだという。ドレミコレクションの武 浩社長によれば「生産が終了してしまったCB400SFの最終型を入手し、これをタイプX外装でドレスアップして、長く大事に所有していきたいと考えるユーザーが多数を占めていた」そうだ。

そこで奮起したドレミコレクションは、もともとは非対応の予定だったNC39後期型以降に対応するナローテールも開発してしまった…というのが今回のトピック。試作品を拝見させてもらったが違和感はほとんどなく、NC39前期型用ナローテールと並べれば違いが分かるといったレベルだから、単体で気づくことはまずないだろう。もちろん従来のウイングテール仕様も同価格で併売される。

東京MCショーに展示された2台のタイプX。左がNC39ベースで、右が現行型となるNC42型ベース。ちなみにタイプXキットは初代CB400SFであるNC31型も含めて全年式に対応。1992年から2022年式まで、すべてのCB400SFに装着できる。

左がCBX400Fの純正形状と同スタイルを追ったナローテールで、右が当時の定番カスタムパーツを再現したウイングテール。共に魅力的なデザインだが、購入希望者からの声は、特に高年式車ではナローの支持率が高かったようだ。

こちらがNC39後期型以降に対応するナローテール。側面に若干膨らみが持たされているが、言われないとわからないレベル。

フロントウインカーはCBXのオリジナルスタイルを再現しつつ、現代の法規に併せて左右の間隔を広げている。

CBXのクロスしたエキパイをオマージュしたマフラーも開発中。ショーで展示された車両からはエキパイの取り回しが変更される予定。もちろん車検対応となる。

CB400タイプXとドレミ武社長。CBXを再現したフロントフェンダーや、タンデム部のエグリを減らし段付き感を抑えたシートも開発中とのこと。今回は編集部まで車両を運んでくださった。多謝!

また、タイプXキットは“車検対応”を謳うのも大きな特徴。CBXのオリジナル寸法だと現行法規には適合しないフロントウインカーは左右幅が拡大されており、同様にビルトインタイプのリヤウインカーも左右幅が足りないため、超小型のLEDウインカーが追加される。スタイルのキモとなる燃料タンクがスチール製なのも同様だ。ゼファーやCB1100などで数多くの着せ替え外装キットを手掛けてきたドレミコレクションだけに、ユーザーに安心して楽しんでもらうための品質面は他の追従を許さない。

ちなみにこのCB400タイプX、バイク買取販売大手のバイク王がコンプリート車を5台製作し、抽選で先行販売を行っているほか(応募は9月25日まで)、同社のイメージキャラクター・つるの剛士さんと一緒にCMにも出演中。その話題性を活かして早くも各方面で活躍中なのだ。


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