ワークマンの’22春夏コレクションの中でも、ライダー向けに特化したものからこれは使えそうだという製品まで、幅広く集めてテストしてみた。本記事では、好評のためSと4Lを追加したコーデュラユーロシリーズのメッシュジャケット/カイハラ社および旭化成と共同開発したストレッチデニムパンツ/特殊鉱石を配合して生地に練り込んだ冷感パンツを紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:山内潤也 ワークマン ●外部リンク:ワークマン
安全性強化でさらに魅力度アップ!〈デュアル3Dメッシュジャケット〉
’19年に登場したコーデュラユーロシリーズのデュアルジャケットは、もともとはワーク用として誕生したが、通気性や収納力の高さがライダーの間で評判に。それを受けてワークマンもバイク乗り向けに徐々に路線を修正。’21年は圧倒的に通気性の高い3Dオーロラメッシュ生地を採用。そして最新モデルとなるこのRD101では、プロテクターを肩/肘/背中/胸部に装備できるポケットまで採用したのだ。
前身頃のポケットは4か所から3か所に。また左袖のポケットや、アイウエアなどを引っ掛けるためのベルトは省略されてしまったが、一方でフロントポケットの開口部を大きくするなどの改良を実施。また、ファスナーによって袖が取り外せるギミックについては、脱着位置をアームホールから上腕部に変更している。なお、後ろ身頃の大型ポケットにジャケットすべてが収納できるポケッタブル仕様や、両サイドのペットボトル用ポケット、リフレクターなどは引き続き採用している。
3Dオーロラメッシュの通気性はやはり非常に高く、気温が25℃を超える夏日でも、下に着ているのが吸汗速乾系のアンダーウエア1枚だと肌寒さを覚えるほどだ。なお、下の走りカットは肩と肘に私物のプロテクターを入れた状態であり、見た目だけでなく実際の着心地も特に問題なしでありワークマンもついにここまで来たかという印象だ。
’22年は待望のSと4Lサイズが追加されただけでなく、カラーは2種類から3種類へ。真夏でも快適に、安全に走りたいライダーのための1着だ。
カイハラデニムを使った動きやすいジーンズ新登場〈ストレッチデニムパンツ〉
ライディングパンツが存在しなかった時代、バイク乗りの正装といえばジーンズだった。というわけで試したのがこのデニムパンツ。カラーバリエーション4種類のうち、ネイビーとブルーは世界的に有名な日本のカイハラ社/旭化成/ワークマンが共同開発したストレッチデニムを使用する。見た目はごく一般的な5ポケットのジーンズだが、生地が適度に薄くて軽く、しかも伸縮性が高いので驚くほど動きやすいのだ。これならプロテクター付きのインナーパンツと組み合わせても、ライディングに必要十分な可動範囲は確保できるだろう。
なお、このネイビーとブルーについてはオンライン限定でレディース用も販売している。価格は同じく1900円で、サイズはM/L/LLの3種類だ。
足を入れた瞬間にヒヤッ! 5年目を迎えた定番パンツ〈4D冷感アイスパンツ〉
特殊な結晶体を含む石を粉状にして生地に練り込んだという、独自の接触冷感素材を使用したパンツ。登場は’18年で、改良を重ねつつ’22年で5シーズン目を迎える夏の定番商品だ。実際に穿いてみると本当に肌がヒヤッとし、バイクで走るとその冷たさがさらに強まる。第三者機関のテストにおいてパンツ内の温度上昇が約5℃抑えられることが証明されており、これが長年支持されている理由の一つだろう。
ちなみに上のデニムパンツはMサイズ、このアイスパンツはLを穿いているのだが、明らかにこちらがスリムに見える。とはいえ縦横に良く伸びるストレッチ生地により窮屈感は皆無だ。また、日本人に多いO脚を想定した独自の立体裁断もフィット感の良さに貢献している。
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