アメリカの通信機器メーカーであるミッドランドから、外部アンテナを追加することで通信距離を1200mから1600mへと強化したインターコムが登場。BTチップを2つ備えるほか、最新のノイズキャンセルや高音質なネオジムHi-Fiスピーカーなどを採用。4人までのツーリングに最適だ。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:松井愼 ●外部リンク:ミッドランド
[◯] 音楽を聞きつつ通話可。音質の良さはさすがだ
’21年、BTX2プロSの進化版として販路限定でリリースされていた「LS」が、今年からレギュラーラインナップに加わった。大きな違いは外部アンテナが追加されたことで、これにより通信距離がプロSの1200mから1600mへと33%もアップしたという。今回はプロSとの比較ができなかったので距離についての言及は避けるが、視界に捉えられる範囲であれば安定してインカム通話が行えることを確認した。
内蔵のFMラジオをはじめ、スマホを接続してナビアプリの音声案内や音楽を聞いてみたが、音質の良さはさすがミッドランドだ。最新のノイズキャンセル機能や、周囲の雑音に応じて自動的にボリュームを調整するAGCを搭載。さらにネオジムハイファイスピーカーを採用しているので、高速域においても音楽が明瞭に聞こえるのだ。なお、AGCは必要に応じてカットもできる。
追加されたアンテナは可倒式ではないものの、硬質プラスチック製なので不用意にぶつけても折れる心配は非常に少ない。BTチップ2個搭載により音楽を聞きながらインカム通話できるのがポイントであり、単体としてはやや高価だが、ほぼフルスペックなので満足度は高い。
[△] 大人数ならメッシュに対応した機種を選ぼう
グループ通話は原則4人まで。独自のメッシュ通信を採用したモデルなら最大10人まで通話が可能だ。
[こんな人におすすめ] 日本語の取扱説明書や音声案内なども好印象の一助に
高機能化も一段落といった感のあるBTインカム。機器に慣れるまでのハードルの低さでは、分かりやすい日本語の取扱説明書が付属し、さらに音声案内も日本語であるミッドランドの製品は、トップクラスと言えるかも。お試しあれ。
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