
スズキは、2018年のインターモトで発表され、2019年に発売された現代の「KATANA」に初のマイナーチェンジを施し、2022年2月25日に発売すると発表した。令和2年国内排出ガス規制に適合し、最高出力はむしろ向上。クイックシフター装備をはじめ、電子制御もアップデートを受けている。
●外部リンク: SUZUKI
電子制御スロットルを採用し、ムS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)を新搭載
スズキは、マイナーチェンジでアップデートを受けた2022年モデルの「KATANA」を発表した。伝説のGSX1100Sカタナのシャープなスタイリングを現代によみがえらせたKATANAは、角型のLEDランプやスイングアームマウントのナンバープレート&リヤウインカーなどにより、新しい「KATANA」のカタチを提案している。
2018年秋のインターモトでアンベールされ、日本で発売されたのは2019年5月30日。最初はシルバーとブラックのラインナップだったが、赤い車体に金色のフォーク&ホイールなどを装備した特別色を2021年に限定発売した。今回は初めてのマイナーチェンジということになる。
主な変更点はエンジン&電子制御まわりだ。令和2年国内排出ガス規制に対応するため、電子制御スロットルを採用して排ガスのクリーン化を図り、同時に最高出力は2psの向上を実現。電子制御システムS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム=スズキの電子制御スロットルシステムの総称)を新たに搭載し、より扱いやすく、かつスポーティなライディングを実現する。出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、選択幅を広げ5段階から選択可能となったSTCS(スズキトラクションコントロールシステム)、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどを採用した。
新色として追加されたのはマットステラブルーメタリック(青)で、ミスティックシルバーメタリック(銀)は従来から継承しているが、足まわりは新たにアウターチューブをゴールドとした倒立フロントフォークと、それぞれの車体色に合わせたシルバーまたはゴールドのホイールを採用している。
名作と言われた2005年型GSX-R1000(通称 K5)から受け継いだ素性のいい並列4気筒エンジンは、従来型同様にアシスト機能とスリッパ―機能を備えたクラッチシステムや、スズキイージースタートシステム、ローRPMアシスト機能を備える。フロントブレーキにはブレンボ製ラジアルマウントキャリパーを装備し、ABSはボッシュ製だ。
価格は従来から6万6000円アップの160万6000円、発売日は2022年2月25日。
SUZUKI KATANA[2022 model]
主要諸元■全長2130 全幅820 全高1100 軸距1460 シート高825(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 150ps/11000rpm 10.7kg-m/9250rpm 変速機6段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格:160万6000円 ●色:銀、青 ●発売日:2022年2月25日
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