ドゥカティ主催ライディングレッスン「DREレーストラックアカデミー」体験レポート

ドゥカティ主催ライディングレッスン「DREレーストラックアカデミー」

ドゥカティ主催のライディングレッスン「DRE(ドゥカティライディングエクスペリエンス)」が日本に上陸した。先行開催された公道スキルを磨くロードアカデミーに続き、今回は袖ヶ浦フォレストレースウェイを舞台とした「レーストラックアカデミー」だ。


●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:折原弘之 ●外部リンク:ドゥカティ

ドゥカティの走りの世界に浸りながら上手くなれる

ドゥカティ主催のライディングレッスン・DRE(ドゥカティライディングエクスペリエンス)のサーキット編「DREレーストラックアカデミー」が’21年10月28〜29日に開催されたので体験取材してきた。

最大の特徴は、ドゥカティらしいプレミアム感にあふれたイベントであること。講師陣は元WGP世界チャンピオンの原田哲也氏をはじめとした豪華な面々で、インストラクター1人が生徒5人を先導して走りながら、合間の座学でフィードバックをしてくれる。

インストラクターは左から伊丹孝裕氏/亀谷長純氏/原田哲也氏/鈴木大五郎氏/斎藤栄治氏。この5名で最大25名の生徒を受け持つ。

WGP250ccクラス世界王者・原田哲也氏がチーフインストラクターだ。ヤンマシ編集者ごとき下々の者にも優しく丁寧に教えてくれる。真後ろを走ると、倒し込みから向き変えの鋭さはまるでマジックのようだった。

筆者はラッキーにも原田氏のグループに入ったため、ライディングフォームなどのレッスンを受けながら、WGPで求められる走りの精度などといった普段は聞けないような話も聞くことができた。

今回はテスト開催の意味合いがあり、筆者は初日に参加したが翌日にはすでにレッスン内容にアレンジが加えられたという。日本のライダーに合わせて急ピッチでブラッシュアップが進んでいるのだ。開催コースとなった袖ヶ浦フォレストレースウェイは208psを誇るストリートファイターV4Sでもスロットルを大きく開けるチャンスがあり、ドゥカティサウンドに包まれながら安心してスキルアップしていける雰囲気はサイコーだ。

最後にはドゥカティジャパン社長と原田氏の直筆サイン入り終了証を手渡され、充実の1日を終えたのだった。なお、’22年はレギュラー開催していくとのこと。多くのライダーに体験してもらいたい。

走行前のブリーフィングではフラッグの意味やコースイン/アウトの仕方などを説明する。

ピットでコース図を見ながらライン取りなどを教わる。すぐに言われた通りにはできませんけど。

ぬおお。世界のハラダがライディングフォームの指導をしてくれている…! シートのどこに座るのか、ステップの足の置き方は等々、すべてに意味がある。

入れ替わりながらインストラクターの後ろを走り、ライン取りを教わっていく。油断してたらガッツリ観察されていたんだぜ…。

ミラー越しに走りを観察され、それをもとに的確なアドバイスをいただく。おかげで最後は何とか少しはサマになったか…。

コースインだけでなく、ピットに戻る際も整然と。プロライダーは隅々まで丁寧だ。ゴリゴリに攻めたりしない余裕が心地好い。

座学レッスンの合間にはWGP時代の話題など脱線したお話も。その脱線がまた面白かったりして聞き入ってしまった。

終了証は記名入りで自分だけのもの(嬉)。

最後には全員集合して記念撮影。今回の開催では20分の先導走行が4本で、コースインする台数は常にコントロールされていた。参加費は7万円で昼食付き。’99年以降登録のドゥカティ車で参加できる。

【気持ちとしては毎月でも開催したい】ドゥカティジャパンのマッツ・リンドストレーム社長ももちろんバイクに乗る。話を聞いたところ、来年はDREを活性化し、ロード/レーストラックとも複数回の開催を計画していると意欲的だ。「予算があれば毎月でもやりたいんだけどね…」とのことだった。


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