1990年代の名車|モーサイ

ホンダ スティード再考「ゼファーと並ぶ90年代・脱ハイスペック系の名車ではないか」説

●レポート: 阪本一史 ●写真: 八重洲出版/ホンダ ●編集: モーサイ編集部(上野茂岐)

国産アメリカンブームを築いた「Vツインエンジン+魅せる車体構成」

レーサーレプリカをはじめ、高性能モデルが400ccクラスを席巻した1980年代から1990年代初頭を経て、次に国内中型二輪クラスの販売をけん引したのが「程々の性能」のモデルだ。

筆頭に挙がるのはカワサキ・ゼファーだが、それ以外では国産アメリカンが多様なモデル展開を見せ始めた時期でもある。

その急先鋒にあったのが「ホンダの鉄馬」スティードである。

日本国内の2輪車市場での1990年前後というのは、一つのターニングポイントだったと思う。1970年代後半から1980年代にかけて、熾烈な性能競争と販売シェア競争に明け暮れた各国内メーカーは、開発面で少なからず疲弊した。

従来モデル、あるいはライバルモデルを上回るべく、次々と市場に送り出される高性能モデル……「この競争にどこまで付き合うべきなのか」という疑問が、徐々に作り手にも消費者にも生まれた。

それを踏まえ、腰を落ち着けて乗れる「程々の性能」が模索されるようになったのだ。代表格が、オーソドックスなフォルムに空冷4気筒エンジンを搭載したカワサキ・ゼファー(1989年)だ。


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