
ホンダの人気車両GB350/Sのワンメイクレースが「鉄馬(鉄馬)」に開設、そこに名門モリワキが独自開発レーサーでエントリーするとの情報をキャッチした。編集部では公道版への期待を込めて、3つの案を予想してみた。
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
人気レース"鉄馬"にGB350クラス新設! 普遍的なバイクらしいクラシックスタイルに、味のある走りで大ヒット中のシングルスポーツがホンダGB350/S。そのワンメイクレースが’22年5月からスタートす[…]
こんな大人のシングルスポーツが欲しい!
モリワキの鉄馬用Z900RSは、マフラーをストリート用に戻せば公道を走行できる”ロードゴーイングレーサー”だった。となれば、我々としてはGBレーサーにも「公道バージョン」が登場することを期待したい。暴走気味なのを承知で、早速3つの案を考えてみた。
もちろんノーマルのGBも楽しいのだが、よりスポーツできるグレードや、カウル付きがあってもいい。残念ながら現行モデルでこうした大人に似合うシングルスポーツは皆無。高い技術力とレースイメージを兼備したモリワキが手掛ければ、きっとウケるはずだ!
〈YM未来予想その1〉カフェレーサー:正統派なレーサーレプリカ
以前紹介したレーサーのイメージをそのまま活かした仕様。BMW・RナインTレーサーが絶版になってから、現行モデルにロケットカウル採用車が存在しなくなってしまったため、ぜひ登場して欲しい! レーサーレプリカなら’70年代から存在するモリワキのシンボルモナカ管はマストアイテムだろう。リヤサスはナイトロンとのコラボモデルで、GB用はラインナップしないが、鉄馬に参戦したZ900RSと同スペックのモデルが販売中だ。
【MORIWAKI GB350|予想モデル 第1案】 第1案は「レトロレーサーレプリカ」。前ページのレーサーと同様にロケットカウル+シングルシートカウルを採用し、往年の英国カフェレーサーの雰囲気を漂わせる。
【HONDA|GB350S】■車重178kg ■タイヤサイズF=100/90-19 R=150/70-17 ●色:パールディープマッドグレー ガンメタルブラックメタリック ●価格:59万4000円
〈YM未来予想その2〉 ’80年代耐久レーサー風 :500CC化で中身もモンスターに
’81年の鈴鹿8耐予選でW・ガードナーがワークス勢を凌駕する一番時計をマークし、伝説になったZ1000ベースのモリワキモンスター。これをオマージュしたオッサンホイホイがコチラだ。CGではタンクのラッピングで当時のアルミ角フレームを再現していることに注目されたし(笑)。なお、GBのエンジンはボア径に余裕があり、編集部実測によると500cc程度はイケそう。エンジンもチューンした究極のGBが欲しい!
【MORIWAKI GB350|予想モデル 第2案】 第2案は「’80年代耐久レーサー風」。元ネタは当時の鈴鹿8耐を湧かせたモリワキモンスターZ1000で、ハーフカウルに右1眼、角張ったシートカウルで独特なフォルムを再現してみた。
〈YM未来予想その3〉 スポーツネイキッド:スマートなネイキッドもあり
最も現実的な路線はこの案だろう。鉄馬参戦のZ900RSは前後サスをナイトロン、ホイールをO・Z製、ブレーキをブレンボ製に換装。これと同様に足まわりをひととおり上級グレードに交換したい。ハンドルとステップ、シートの変更で積極的に操れるライポジも希望したいところだ。GB350の無印が殿様ポジションなのに対し、Sはややスポーツバイク的だが、その超発展版と言える。
【MORIWAKI GB350|予想モデル 第3案】 第3案は「スポーツネイキッド」。GB350Sの発展強化版で、カウルは持たないものの、足まわりをハイグレードに変更し、ローハンドルとバックステップで激攻めが可能だ。
既にモリワキはGB350/S用の単体パーツ19点をリリースしている。マフラーはスリップオンのショートメガホンを用意。全域で太いトルク感と軽快な吹け上がりを実現するほか、STDの3.4kgに対して2.1kgと軽量になっている。モリワキらしく性能にこだわった逸品だ。スタイルを崩さない小型デザインと音疲れしにくい低音も魅力。
GB350|モリワキカスタム
マフラーのほか、質感を高めるドレスアップパーツもあり。以下の製品に加え、マスターシリンダーキャップ、ステップのブラケットなど細部まで飾り立てることが可能だ。
クランクケースカバー/オイルフィルターカバー ●1万3750円/1万3750円
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