
ヤマハは欧州の各国Twitterで、わずか10秒のティーザー動画を公開。そこに映し出されていたのは、ゴロワーズカラーのYZR500と、チラ見せされたネイキッドモデルだった。ハッシュタグには「#Fastersons」とあり、映像から読み解けたのは新型XSR900でほぼ間違いないということだった……!
ソノートヤマハのゼッケン3、これが意味するのは?
ヤマハの新しいスポーツヘリテイジが登場する! ヤマハは欧州各国のTwitterでショート動画を公開し、その冒頭にはゴロワーズカラーのYZR500が映し出されていた。
ソノートヤマハ(現フランスヤマハ)所属のクリスチャン・サロン選手が走らせていた青いYZR500。1984年に250ccクラスでチャンピオンを獲得し、翌年に500ccクラスに復帰したC.サロン選手は、最高峰クラスで唯一となる1勝をマークしてランキング3位になった。そして1986年に付けたゼッケンが3番である。この500ccのマシンを出してきたということは……。
続いて映し出されたのは黒いアルミフレームを採用した謎のマシン。とはいえ、これはモデルチェンジしたMT-09と同一のものだろう。そして青い燃料タンクがチラリ。
わずか10秒の動画ではあるが、ヒントは多くちりばめられていたtと言っていい。新たに発表されるのは新型MT-09ベースのスポーツヘリテイジであり、1986年のゴロワーズカラーをオマージュしたマシンが登場するということで間違いないだろう。それはつまり、新型XSR900が青き衣を纏いて金色の野に……ではなく欧州でデビューするということにほかならない。
そして、1986年といえばRZ250Rにゴロワーズブルーが採用された年でもある。ここから推察するに、どこかRZ250をオマージュしたスタイリングだった現行XSR900に対し、新型XSR900はRZ250Rのイメージに変化する可能性もあるのではないか。また、動画でチラ見せされたマシンは明らかにネイキッドモデルだったが、同年にはTZR250(1KT)が青をまとったバージョンも発売されていることから、まさかのカウル付きスポーツヘリテイジも……と勘繰ってしまうのはヤングマシンの悪い癖だろうか?
いずれにしても発表は間もなく。11月2日の欧州時間14時、つまり日本時間22時だ。これは期待せずにいられない!
※CESTと勘違いしていたようでCET、つまり8時間差→22時の間違いでした。申し訳ございません……。
このフレームは新型MT-09と同じものだろう。走り抜けるネイキッドマシンはバーエンドミラーを装着しているようにも見える。ヘッドライトはLEDだろうが、形までは判別できない。
ハンドルバーの高さは間違いなくネイキッドモデル。フロントブレーキのリザーバータンクはMT-09系と同じように見える。ヘルメットはアライのラパイドNEOだが、やはりゴロワーズカラーのオマージュのようだ。
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