●写真:ヒョースンモーター・ジャパン
ヒョースンモーター・ジャパンは、新型125クルーザー「GV125S BOBBER」を2021年5月に発売すると発表した。エンジンは前モデルGV125Cの空油冷75度Vツインから水冷60度Vツインへと一新され、デザインも最新トレンドのボバースタイルになった。今後の主力はクルーザーGVシリーズに移行していくという。
新開発の水冷60度Vツインは、DOHC3バルブにメッキレスシリンダー採用、ユーロ5適合!
ヒョースンモーター・ジャパンは、原付2種の新型クルーザー「GV125S ボバー(BOBBER)」を2021年5月に日本で発売すると発表した。
2017年にEICMA(ミラノショー)で発表されたGV125Sは、ヒョースンの主力ラインナップをクルーザーGVシリーズに移行していくプロジェクトで開発されたオールニューモデル。前モデルにあたるGV125Cの空油冷75度Vツインから一新されたエンジンを、同じく刷新されたデザインと組み合わせ、欧州での先行発売を経て日本に上陸することになる。
ボバースタイルの低重心と、安心して扱える軽さと13.5psの必要十分なパワー、そして保険の安さなど気軽に所有しやすい原付二種ながら本格的なクルーザースタイルとしたGV125Sは、ダブルシートを標準とし、シングルシートがオプションに。価格は53万9000円だ。
HYOSUNG GV125S BOBBER[2021 model]
【HYOSUNG GV125S BOBBER[2021 model]】主要諸元■全長2080 全幅750 全高1050 軸距1425 最低地上高175 シート高700(各mm) 車重165kg(装備)■水冷4ストロークV型2気筒DOHC3バルブ 124.7cc 13.5ps/10250rpm 1.037kg-m/9250rpm 変速機5段 燃料タンク容量12.5L■タイヤサイズF=120/80-16 R=150/80-15 ●価格:53万9000円 ●色:マットブラック ●発売時期:2021年5月
GVシリーズ専用に新開発されたパワーユニットと、ロー&ロングボディ
水冷60度Vツインの124.7ccエンジンは、ヒョースンが長年培ってきたVツインのノウハウをベースに、クルーザーへと最適化。日本で新発売となる2021年gモデルから最新ユーロ5規制にも適合している。先代モデルのSOHCからDOHC3バルブとなり、水冷ながら冷却フィンも採用。ダークシルバーに塗装されたシリンダーヘッドがVツインの存在感をアピールする。
このシリンダーにはMONOブロック(メッキレス高シリコン含有アルミ材使用)を新採用し、冷却性能アップによる出力向上、耐久性向上、排出ガス抑制などを実現した。
また、ロー&ロングボディにテーパーバーフラットハンドルのボバースタイルは、マットにブラックアウトされたパーツにより武骨さを強調。小ぶりに見える燃料タンクは12Lの容量を確保している。シートは座面にスエード調の生地を使用し、クラシカルな雰囲気に。オプションでシングルシート(1万2980円)にも交換可能だ。
アナログタコメーターと組み合わせたメーターパネルには、ギヤポジションインジケーターも表示可能。
前後の足まわりは、前16インチ/後15インチにファットタイヤを組み合わせ、リヤブレーキペダルの操作にフロントブレーキも連動するCBSを採用している。
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