スズキはYoutubeのグローバルチャンネルで「オールニューモデル、間もなく登場」とするティーザー映像を公開した。そこに映し出されたマシンは、どう見ても新型ハヤブサだ。MotoGPタイトル獲得で創業100周年と世界グランプリ参戦60周年を祝い、明くる年にハヤブサ発表とは……やってくれるぜスズキ!
照準はスズキモーターサイクルグローバルサロン(SMGC)開幕、2021年2月5日の16時か
スズキがYoutubeで公開した、わずか25秒のティーザー映像は、バンク付きのオーバルコースで収録されたもの。我々にも馴染みのあるJARI高速周回路にも似た、だだっ広いエリアを駆け抜ける車影は、スーパースポーツのGSX-R1000Rよりも明らかにひと回り大きく、どこか見覚えのあるストリームラインを描いている。
これはもう、誰がどう見たって新型ハヤブサでしょう!
最初に映し出されたのは後ろ姿。テールカウルが下がったハヤブサらしいシルエットに、横長のテールランプが光る。左右2本出しマフラーは現行(北米)モデルよりもエッジの立ったフィニッシュのように見え、ハヤブサらしいスタイリングを保ちながらもシャープなデザインとされていることが想像できる。
少しブレているが、横長のテールランプとシャープな造形のマフラー、独特の垂れ下がった形状のシートカウルなどが判別できる。
次いで、真横を通り過ぎる姿がアウトフォーカスで捉えられているが、数コマを剛性してみるとアッパーカウルはやはり大きく、スクリーンは現行モデルよりもやや立った造形に見える。ミラーは小ぶりで、ウインカーを内蔵しているようにも思えるがハッキリとは判別できない。
スクリーンのバブル形状は従来型よりも立体的?
続いて正面の映像。縦目のヘッドライトと全体のボリューム感はまさしくハヤブサで、ライトユニットの左右に設けられたラムエアダクトにはDRL(デイタイムランニングライト)が光っている。ヘッドライトと色温度の差がないことから、全灯LEDで間違いないだろう。このアングルでもマフラーのシャープなデザインが見て取れる。
この顔は! ハヤブサの味だぜ……。
そしてお待ちかねのメーターだ。1999年に登場した初期型から継承する4連アナログメーターの中央にはフルカラー液晶パネルが追加されている。アナログ表示されるのは、左から燃料残量計、タコメーター、スピードメーター、水温系。中央の液晶パネルには時計と気温、おそらく左右バンク角、ギヤ段数表示、パワーモード、トラコン、リフトコントロール、クイックシフターといった電子制御項目が表示されている。
SDMS(スズキドライブモードセレクター)はAとなっており、これはフルパワーモードを意味している(ハズ)。メインキーは従来と同様の形状に見え、その陰に隠れている丸いマークはクルーズコントロールだろうか。
5連メーターにアップデートされている。SDMSとパワーモードが別々に表示されているということは、SDMSがライディングモードの統合制御的なものに進化した可能性もある。
こちらは1999年の登場時にアウトバーンで最高速アタックを敢行した時のもの。新型のメーターも最高速付近を示しているが、22年後のモデルにも同じ雰囲気が継承されている。
最後にPerfectly Poised」と文字が表示され、もう一度俯瞰気味に正面の映像を経て「2月5日公開」とのメッセージで締めくくられている。
スズキはスズキモーターサイクルグローバルサロン(SMGC)という、アプリを介して参加できるデジタルコミュニケーションサロンを2021年2月5日16時(日本時間)にグランドオープンする。このデジタルサロンのオープンに照準を合わせ、新型ハヤブサを世界同時公開すると見て間違いない。
初期型から受け継がれてきたハヤブサ顔は健在。ちなみにキャプチャー画像は全て明るく加工してある。
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