カワサキは、並列4気筒エンジンを搭載したスポーツネイキッドモデル「Z900」にニューカラーを設定し、2021年モデルとして発売する。新色は従来のグレー×黒に代わり、ニュアンスの異なる黒×黒の組み合わせ。新たにカワサキケアモデルに設定されたこともトピックだ。
インテグレーテッドライディングモードを装備し、スマートフォン接続機能も
カワサキは「Z900」にニューカラーを設定し、国内向け2021年モデルとして2021年1月8日に発売する。大人気モデル・Z900RSのベース車両としても知られるZ900だが、カワサキの2021年ラインナップモデルが軒並み搭載してきたスマートフォン接続機能やインテグレーテッドライディングモードといった最新装備を先行採用。「Sugomi」デザインでイカツイ見た目だがコンセプトは「エキサイティング&イージー」とされ、扱いやすさも併せ持っている。
インテグレーテッドライディングモードはKTRC(カワサキトラクションコントロールシステム)とパワーモードを統合制御するもので、それぞれを個別に設定可能。KTRCはオフにすることもできる。948cc並列4気筒エンジンはユーロ5相当だ。排気音と造り込んだコンパクトなマフラーやアシスト&スリッパークラッチなどにより、パフォーマンスにも「Sugomi」を謳う。
スマートフォン接続機能は、インストゥルメントパネルにBluetoothを内蔵し、スマートフォンとの相互通信を可能としたもの。専用のスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP」を使用することで、モーターサイクルライフを豊かにする多くのインタラクティブな機能を実現する。
車体は重量13.5kgのトレリスフレームにφ41mm倒立フォーク、アッパーリンク式リヤサスペンションという組み合わせ。アルミ製スイングアームは重量3.9kgと軽量だ。もちろんABSは標準装備。ETC2.0車載器も同じく標準装備している。
また、2021年モデルでは、新たにカワサキケアモデルに設定された。これは1か月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けられるというもの。車両価格は従来の104万5000円から110万円になったが、トータルではお得になる計算だ。
KAWASAKI Z900[2021 model]
【KAWASAKI Z900[2021 model]】主要諸元■全長2070 全幅825 全高1080 軸距1455 シート高800(各mm) 車重213kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 125ps/9500rpm 10.0kg-m/7700rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:110万円 ●色:黒×黒 ●発売日:2021年1月8日
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