[◯] メッシュの涼しさ抜群。ゲルも衝撃吸収性良好
座面の蒸れを軽減するメッシュカバーと、鈍痛を和らげるゲル入りのシートカバー。お尻の悩みを解決するこの2つのアイテムをセットにした製品が、ドッペルギャンガーからリリースされた。暑い日はメッシュカバーを、ロングツーリングの際はゲルカバーを装着し、さらに2つを重ねても使えるのがポイントだ。
メッシュカバーは、着座してもつぶれない立体クッション+ハニカムネットの組み合わせで、走り出した瞬間からお尻の下に風の流れを感じられる。穿いているボトムスの生地によっては滑りやすいが、この涼しさは猛暑の日本において正義だ。
一方、ゲル入りのカバーは、坐骨周辺を包み込むようなフィット感であり、腰をしっかりとサポートしてくれるような印象だ。お尻の痛みの原因は人それぞれで必ず解消されるとは限らないが、特にスポット的な痛みには効果が高そうだ。
この2つを重ねて使うと、主に効果を感じるのはメッシュカバーの方であり、ゲルの実力に期待するなら単体で使用するのがベター。とはいえ、これは試してみる価値大だ。
【つぶれにくい立体メッシュを採用】立体クッションとハニカムネットを組み合わせて通気性を確保したメッシュカバー。裏面はズレを抑えるラバーコーティング済み。
【体圧を分散するゲル内蔵】坐骨を中心に衝撃吸収ゲルを配置。裏面はノンスリップEVAで、シート表皮とのズレを防ぐ。2つとも足着き性に配慮したデザインを採用する。
二つを重ねて使う際に使用するガイドループをゲルシート側に装備。前後の向きを間違えないよう注意。
シートへの装着はゴム+ベルクロというシンプル設計。届かない場合は付属の延長ベルト×2本を使用。
[△] 2枚を重ねて使う際の足着き性は確認を
足着き性に配慮しサイドへの張り出しを抑えたデザインだが、それでも座面は高くなるので、心配ならあらかじめ確認を。さらに、着座位置が上がると操安性も変化する。慣れるまでは慎重に走った方がいい。
[こんな人におすすめ] メッシュは夏の必須アイテム。ゲルも効果あり
本記事掲載時点(’20年10月下旬)でのウェビック販売価格は税込6175円。1年を通じてそのときに最も快適な組み合わせを見つけられるという点では、セッティングパーツという見方もできる。特にメッシュは試して損はないぞ。
●まとめ:大屋雄一 ●写真:長谷川徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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