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’19年バイク駐車違反件数が約1万件減少【8年連続減も駐車場整備は依然進まず】


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’19年の二輪車駐車違反件数は、前年から1万705件減の万2317件(8.7%減)。8年連続マイナスとなり、10県で違反件数が増加したものの、21都道府県で減少。違反件数が最も多かった東京は3万3632件、2位は神奈川の2万7036件で、ともに前年から3000件以上と大きく減少した。

ちなみにクルマを含む駐車違反件数(確認標章取付件数)は前年比8.6%減の110万1499件。そのうち二輪車の占める比率は10.2%で、前年から0.3%減少した。

駐車違反件数は、監視員が導入され、取り締まりが強化された’06年6月から急増。’05年の約11万件に対し、’06年は27万6516件、翌’07年は52万145件にまで達した。これ以降、販売台数減やライダーの自粛もあり、徐々に件数は減ったが、いまだ大都市圏の二輪駐車場は少ない。’19年現在、都内の二輪保有台数約100万台に対し、駐車場は687か所、収容台数は約1万4000台。保有台数のわずか1.4%に過ぎない(四輪は約11%)。違反が減ったのは朗報だが、駐車場不足は依然、課題として残されている。

バイク通勤したくても「駐車場がない」という問題も。バイクは省スペースだけに、デッドスペースを活用したパーキングなど様々な方法があるはずだ。写真はスクーター王国・台湾の例。

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