トライアンフの3気筒アドベンチャー、トップモデルのタイガー1200に“冒険仕様”が登場する。また、ネイキッドスポーツの中間モデルであるストリートトリプルRには、専用のサスペンション設定と修正されたシートでシート高を825→780mmへと下げた“ロー”仕様が登場。ともに発売は2020年春だ。
タイガー1200 デザートスペシャルエディション[2020]
サハラ砂漠やカラハリ砂漠といった過酷な環境を走破した冒険にインスパイアされた特別仕様がこれだ。専用の塗装の他、アロー製のチタンサイレンサーやクイックシフター(アップ/ダウン)を装備。セミアクティブサスペンションがその走りを支える。

【TRIUMPH TIGER 1200 DESERT SPECIAL EDITION[2020]】主要諸元■水冷4スト並列3気筒 1215cc 141ps 246kg シート高835-855mm ●価格:265万円~ ●2020年春発売 ※車体色は“サンドストーム”ペイントスキーム [写真タップで拡大]
ストリートトリプルR ロー
ストリートトリプルシリーズは、最上級のRSの他、R、Sの3機種で構成されるが、Rをベースに持つローシート仕様がこのモデルである。Rのシート高が825㎜なのに対し、780㎜までダウン。ライダーと車体との一体感がさらに高められている。

【TRIUMPH STREET TRIPLE R Low[2020]】主要諸元■水冷4スト並列3気筒 765cc 118ps 168kg シート高780mm ●価格:126万7000円~ ●2020年春頃発売 ※写真の車体色はサファイアブラック ※写真は通常版のストリートトリプルR [写真タップで拡大]
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