スマホで遠隔確認できる驚きのツール!!

バイクのバッテリーあがりを未然に防ぐ、スマホ連動のバッテリーチェッカー

キジマ バッテリーチェッカー BattCheck

グリップヒーターや電熱ウェアなど電気消費量が増える冬場のバッテリー。季節を問わず電気系が心配な絶版車。そんな不安を解消するのがキジマの新製品、バッテリーチェッカー「BattCheck」だ。


※取材協力:キジマ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

バッテリーチェッカー・BattCheck[キジマ]

この製品はバッテリー本体や充電系のコンディションをリアルタイムでスマートフォンに送ってくれるのが最大の特長。本体はウインカーリレーほどのサイズで、バッテリー端子に接続するだけで準備完了。専用アプリをダウンロードしたスマホとブルートゥースで接続すれば、バッテリーのコンディションと充電電圧、時間ごとの電圧変化が画面に表示される。

発電電圧だけでなくバッテリー自体の状態が見えるので、電圧は高いのに容量が低下しているという診断もできる。スマホマウントに固定すれば走行しながら電圧変化をモニターできるし、その様子が記録として残るから検証も可能。
6V・12V・24Vバッテリーに対応するので、旧車ユーザーにも超オススメのハイテクモニターだ。

サイズがコンパクトで機種を問わず装着できる
キジマ バッテリーチェッカー BattCheck 価格5800円(税抜)

コンパクトで装着しやすい

本体サイズは38×27×18mm とコンパクトで、機種を問わず装着できる。対応OSはAndroid 4.3以降、iOS8~ 12.4。iPhone11 及びiOS13.1 は対応中だ。

取り付けはバッテリーターミナルに割り込ませるだけ。SR400 などカプラー接続の密閉式バッテリーは加工が必要。常時通電するが待機電流は約2.0mAとわずかだ。

取り付けはバッテリーターミナルに割り込ませるだけ
取り付けはバッテリーターミナルに割り込ませるだけ。

エンジン回転ごとの電圧変化も一目瞭然

チェックモードにするとバッテリー容量が診断できる。ヘッドライトやグリップヒーターで容量が低下する時は、電圧が上がっても放電過多の場合があるから要注意だ。

チェックモードにするとバッテリー容量が診断できる
チェックモードでバッテリー容量を診断する。

バッテリー電圧が15V以上になると高すぎると判断し「Charging voltage too high」の表示とともに、振動と警告音で注意を促してくれる。このアラーム機能は11V以下に低下した際にも発せられる。レギュレートレクチファイアの設定によっては充電電圧が15Vを超える機種もあるので、必ずしも異常とは言えないが参考にすると良いだろう。

バッテリー電圧が15V以上になるとアラート表示
電圧が高くなりすぎると、「Charging voltage too high」の表示(写真右)とともに、振動と警告音で注意を促す。

エンジン回転ごとの電圧変化も一目瞭然。サーキットテスターで電圧測定すると走行できないが、バッテリーチェッカーなら走行中のあらゆる条件で電圧が測定できる。エンジンが熱くなると充電電圧が低下する場合、ステーターコイルの不全断裂やレギュレートレクチファイアのトラブルが疑われるが、そうした診断の一助としてもとても重宝する。

エンジン回転ごとの電圧変化も一目瞭然
エンジン回転ごとの電圧変化も一目瞭然。
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