実力派スペシャル点火パーツ

絶版バイクの定番パワーアップアイテム・ASウオタニ製フルパワーキット

  • 2019/12/17
AS UOTANI SP-II FULL POWER KIT for KAWASAKI Z1

「良い混合気」「良い圧縮」「良い点火」と言われるように、内燃機関には電気の力が不可欠。そこでバイクいじりの専門誌『モトメカニック』がオススメしたいのが、ASウオタニ製の高性能点火ユニット・SP-IIを使ったフルパワーキット。レストア/カスタムを問わず絶版バイクユーザーから絶大な信頼を寄せられている一品だ。

※取材協力:ASウオタニ
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【AS UOTANI SP-II FULL POWER KIT for KAWASAKI Z1】
イグニッションコイルとコントローラーがセットになったSP-IIフルパワーキットに、AS ウオタニオリジナルプラグコードとNGK 製プラグキャップを加えたフルキット。適合機種はZ1/Z2、KZ750/900、KZ750D2、KZ1000A/D、Z1R、Z1000MkII、Z1000J、Z1000R/1100R、Z1100GP、GPZ1100。税抜価格8万2500円

「点火系が弱い絶版車」を元気に蘇らせる

原付から大型車まで「絶版車は点火系が弱い」というのは共通認識として知られている。調整がうまくできていないポイント点火車は論外だが、機械的な劣化が懸念されるコンタクトポイントやガバナー、無接点式であっても絶縁不良で暖気時に火が飛ばなくなるイグニッションコイルなど、製造から数十年を経過した電装部品は不安要素だらけだ。

適合機種はZ1/Z2など
今回SP-IIフルパワーキットを仕込んで蘇ったカワサキKZ900LTD。43年の時を経た1台だ。

いくらキャブやマフラーを替えても、最終的にスパークプラグに火花が飛ばなければ意味はない。調子が悪い点火系部品を、当時物の新品部品や程度の良い中古部品に交換してその場をしのぐ手もあるが、高いコストをかけてまで賭けに出るのは得策とは言えない。どうせお金を払うなら、信頼性が高く性能アップも確実な部品を使いたいのは当然である。だから多くの絶版車ユーザーはASウオタニが製造するSP-IIを選ぶのだ。

では、なぜSP-IIが高性能なのか?その理由はイグニッションコイルとコントロールユニットの両方で説明できる。

ウオタニのSP-IIハイパワーイグニッションコイルは、一次コイルの抵抗が小さく大電流を流すことができる。イグニッションコイルは一次コイルと二次コイルの差が大きいほど強い放電が起きるため、ノーマルコイルでは2〜3万Vの放電電圧が約4万Vとなり、放電電流が1.5〜2倍、放電時間も2〜3倍となる。このため常識では考えられない1.1〜1.3mmのプラグギャップが可能になり、広い隙間に飛ぶ大きな火花が力強い燃焼を生み出すのだ。

純正と同じ場所に装着できるマウントステーが付属
当時物のパーツとは比較にならないほど高性能で信頼性の高いSP-IIハイパワーイグニッションコイル。機種別キットは純正と同じ場所に装着できるマウントステーが付属。

ただ、低抵抗コイルを機能させるにはイグナイターも専用品が必要となる。一次コイルに流す電流はイグナイター内のトランジスタで断続するが、ノーマルのトランジスタに大電流を流すと過熱して壊れてしまうのだ。このためウオタニのSP-IIコントロールユニットはSP-IIコイルに対応した、ノーマル比3倍の大容量トランジスタを使用している。

こうした製品ができるのは、現代の高性能パーツを調達し、現在の技術レベルで設計、製造を行っているから。レストアからチューニングまで、点火系強化にデメリットはない。すべてが技術に裏付けされたSP-IIは、最も信頼できる点火系パーツといって過言ではないだろう。

点火時期は専用設定。レブリミット調整も可能

点火時期は専用設定。レブリミット調整も可能

車種ごとに異なる点火時期は、ノーマル車の点火特性とAS ウオタニのデータを総合してプログラムしている。またエンジンチューニングに対応できるよう点火特性が異なるマップを作成し、スイッチ操作で切り替えが可能。レブリミットも任意に設定できるのはデジタルコントロールユニットならでは。

ボルトオンにこだわり、無加工で取り付け可能

チューニングパーツなら切った張ったは仕方ないという考え方もあるが、AS ウオタニではエンジンや車体を加工することなくSP-IIが取り付けできるよう、各要素を設計している。ポイント接点がなくなるだけでなく、デジタル制御のイグニッションになることで、どんな場合でも強力な火花が得られる。

ボルトオンにこだわり、無加工で取り付け可能

このSP-IIフルパワーキットをKZ900LTDにどのように取り付け、どのような結果になったかについては、日をあらためてまたいずれ。

※この記事はバイクいじりの専門誌『モトメカニック』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。

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