第47回マシン・オブ・ザ・イヤー2019

厳選ショップガイド【遠藤自動車サービス】

まるで新車のようなオールドテイストカスタムの宝庫【遠藤自動車サービス】#ウィズ・ハーレー

  • 2019/11/1

店内にはエンジンがずらり

群馬県の太田市にある遠藤自動車サービスは、オールドテイストハーレーに特化したカスタムバイクショップである。全国から注目されるその特徴と魅力とはなにか?

文・写真=森下光紹

ハーレーカスタムショップなのに自動車!?

遠藤自動車の創業は1974年で、最初は国産のクルマを販売する中古車店というのがルーツ。代表の遠藤裕さんは、その後イギリス系のヨーロッパ車の販売等にも着手し、程度の良いクルマを求めてアメリカに通うことになった。そこで見たのはカスタムされたハーレーダビッドソンたち。遠藤さんはアメ車の輸入を始めると同時に、ハーレーのカスタム車両も、取り扱うようになっていったのだという。

遠藤自動車店舗外観

ビンテージカスタムの完成車がずらりと並ぶ

1階のショールームには、数多くのカスタムバイクが常に展示されていて、いつでも見ることができるし、整備途中の売約済みバイク以外は、跨ることも可能である。

1Fショールーム

遠藤自動車サービスという社名には、そんな経緯が垣間見えるというわけだが、現在は、ほとんどがカスタムハーレーだけに特化したショップとして、全国的に注目を集めているのだ。まず、その展示車両の多さにびっくりさせられる。ショールームには驚くほどのビンテージカスタムが展示されていて、そのほとんどにプライスカードがつけられているのだ。

ナックスヘッドのグースネックカスタム

戦前のナックルヘッドエンジンを使用した、グースネックカスタム。なんとも贅沢でレアな1台もプライスタグが付けられて販売されている。もちろん公道走行可能なバイクである。

つまりそのすべてが完成車ということで、オーナーが決まれば、すぐに納車整備を施して走行可能な状態になるということである。従来のハーレーカスタムと聞くと、注文してからの制作となることがほとんどで、ユーザーはショップのビルダーを信用して長い時間納車を待ち続けることになる。

遠藤自動車サービスでは、もちろん最初からフルオリジナルで制作する方法も可能だが、ユーザーは、完成車にオリジナリティを加えるという方法で注文することができるのである。

エンジンはどの年代でもOK。なんとインジェクションモデルまで使用可能!

大量のショベルヘッドエンジン

1階のショールームには大量のショベルヘッドエンジンが置かれていたが、2階にはツインカムエンジンのストックも置かれていた。エンジンの年式に関わらず、遠藤テイストは表現されていくのだ。

基本的なスタイルは、シンプルなオールドスクールボバーやグースネックのディガーなど。もちろんロングフォークのチョッパーなども制作可能だという。

グースネックにショベルエンジンのオリジナルカスタム

グースネックのリジットフレームにショベルエンジンを搭載したオリジナルカスタムは、最近の遠藤自動車の顔とでも言うべきスタイルだ。ファットタイヤを装着したボバーや、スリムなディガー。その低く構えたシルエットは実に個性的である。

エンジンは、どの年代のものでも使用可能で、イメージ的にはやはりショベルでの注文が大多数とはいえ、現代のツインカムエンジンを使用したオールドスクールカスタムも制作している。なんと、インジェクションモデルのエンジンを使用してのカスタムも可能で、コンピューターはハーレー純正品を使用せず、独自のマッピングが可能なデバイスを使用。さらに、その電気系統をすべてアナログ化したキャブレター仕様に変更してのバイク製作も完全にノウハウを確立しているというから驚いた。もちろん、すべての車両が合法カスタムで、車検時の心配は皆無。誰にも遠慮しないで公道を走ることが可能である。

2Fサービスピット

2階はサービスピットで、カスタムの製作やメンテナンスは、すべてここで行われている。続々と生み出されていくカスタムバイクは、ユーザーとのディスカッションを経て形になっていくのである。

店長

店長の大垣淳さん。遠藤自動車サービスのフロントマンは、18歳の時にスタッフとなって以降、ずっと遠藤自動車の顔である。どんな相談も大垣さんが一手に引受けて、メカニックに伝えるという役目なのだ。

たしかな技術に裏付けられたカスタムバイクの販売。アフターフォローも万全で全国にフォロワーが存在するのが遠藤自動車の特徴なのである。

遠藤自動車サービス
〒370-0303群馬県太田市新田小金井町345-1
TEL.0276-47-4170 FAX.0276-47-4167 営業時間AM9:30~PM7:00
※日曜・祝祭日はPM6:00まで 定休日月曜日/第1・第3火曜日
http://www.endo-staba.jp/

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ウィズ ハーレー編集部

ウィズ ハーレー編集部

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編集者とユーザーが“一緒に”ハーレーという乗り物を楽しむために誕生した、ハーレーダビッドソン専門誌が「WITH HARLEY(ウィズ・ハーレー)」だ。誌名を公募および投票で決定するという新しい試みに挑んだ結果、ウィズ・ハーレーに決定した。