2018年9月28日、ヤマハが欧州で新型と新色を多数発表。昨年に続き今度はクロスオーバーツアラーのTRACER700(トレーサー700)にGTが追加。さらにTRACER900(トレーサー900)及びGTと共通イメージの新色が用意された。
快適性を向上させたシートなどツアラー性能を強化
2018年型でホイールベースの延長やライディングポジションの変更などを受けてツアラー性能が強化され、上級版のトレーサー900GTもラインナップに追加されたトレーサー900。それに続き2019年は、欧州で販売されている弟分のトレーサー700GTが新登場した。シートクッションを上質化した他、大型スクリーン、ボディ同色の20Lパニアケースを装備し、900と同様にツアラー性能を強化している。トレーサー700は欧州向けに開発された現地生産のモデルで、MT-07のパワーユニットやシャーシを活用して2016年に登場。2017年後半に国内導入との情報もあったがその後立ち消えになり、情報筋によると「2018年モデルでの国内導入はなし」というのが現状だ。だがこの動きは、トレーサー700GTの登場を待っていたとも考えることもできるだろう。900より軽快な700/GTは日本のツーリングにもベストマッチのハズ。今後の動向に注目だ。
トレーサー900/GTはグレーを新色に
その他、2019年型トレーサー900/GTには、シリーズ共通の新色が登場。欧州ではNimbus Gray(ニンバスグレー、国内ではグレー)と名付けられているメインカラーが色名をそのままに差し色の白を赤に変更。特に900は赤の面積を広くとり、従来の白より高級感が増した印象となるのが特徴だ。
ニュース提供:欧州ヤマハ