注目の新機種はパワークルーザー「FXDR 114」

ハーレー・ダビッドソンが2019モデルを発表

ストリートファイター電動バイクアドベンチャーなど、将来的なモデルを先行発表して話題となったハーレー・ダビッドソンだが、この時期の恒例となるニューモデルも一斉発表した。全37モデルが発表され、8月23日より発売される2019モデルの中でも注目なのが10機種目のソフテイルとなる「FXDR 114」だ。

ヤマハVMAX的なマッシブクルーザー

リヤにファットな240mm幅の18インチタイヤを履き、フロントのシングルカートリッジ式・Φ43mm倒立フォークは34度と大きく寝かせて配置する。現行ハーレーでは最長となるホイールベースはなんと1735mm! 2019モデルの新機種・FXDR114のモチーフは見ての通りの「ドラッグレーサー」。ヤマハVMAXやドゥカティ・Xディアベルなどと同列の、ハイパフォーマンスクルーザーに分類されるモデルだ。

ハーレー・ダビッドソン FXDR114

ハーレー・ダビッドソン FXDR114

ハーレー・ダビッドソン FXDR114

3機種目のスポーツ系ソフテイル

先端にエアエレメントをむき出しで配したL字型のエアクリーナーボックス、後端を斜めにカットし、断面から2本の排気口が覗く2-1-2マフラーなど、吸排気系パーツのデザインは1868ccエンジンのパワーを想起させるデザインだし、裁ち落としたようなテール回りや、小さなスクリーンがちょこんと乗るLEDヘッドライトなど、ミニマルにまとめた外装パーツも軽量化されたかのようなレーシーさをアピール。ドラッグレーサーのイメージを見事にカタチにしている。前後に長い16.7Lのスチール製燃料タンクやスポーティなソロシート(オプションで2人乗りも可能)も新作だ。

スイングアームやサブフレームは新ソフテイル初のアルミ製とし、やはり新作の前後ホイールのデザインも、特にフロントは軽さを印象づけるダブルスポーク型だ(実際、車重はソフテイルファミリーで3番目に軽い)。オイルクーラーを取り囲むシュラウドのカバーデザインもマッスル感を強調する。コーナリングが痛快だった「ファットボブ」や「スポーツグライド」に続き、アグレッシブさを強烈に主張するスポーツ・ソフテイルの3番手、それがFXDR114と言えるだろう。

FXDR114・ライディングポジション

昔のホンダ車のような? セパレート&アップ型のハンドルバーはやや遠めで、上半身は明確に前傾する。シート高は720mmと低く、身長170cmでも両足かかとまで接地するが、右足はマフラー、左足はエンジンに蹴られるため、かなり左右へ押し広げられる印象がある。(身長170cm・体重70kg)

リーンアングルは右側32.6度、左側32.8度と、ソフテイルの最スポーティモデルであるファットボブ(右側31度・左側32度)を上回る。コーナリングも期待できそうだ。

インフォテイメントをタッチパネル化

他の2019モデルは小変更&カラーチェンジが主となるが、その中でもツーリングファミリー(一部除く)と最上級ファミリー・CVOのインフォテイメントシステム「BOOM! BOX」が「GTS」へと進化したのがトピック。タッチパネルを採用してタブレット端末のような操作性を実現し、ハーレー初となる「アップル・カープレイ」にも対応。日本語での表示も可能としている。また、ツーリングファミリー6機種とトライクの2機種は、2018モデルのミルウォーキーエイト107(1745cc)から、同114(1868cc)へと排気量を拡大した。

傷つきにくく、優れた耐久性を持つカバーガラスの採用により、スマホのように指先でのタッチ操作(写真は素手だが、もちろんグローブ越しでも操作できる)を可能とした「BOOM! BOX GTS」。見ての通り日本語表示も可能となった。

インフォシステム「BOOM! BOX GTS」を搭載するツーリングファミリーのトップモデル「ウルトラリミテッド(386万4800円〜)」

●写真:飛澤 慎/ハーレー・ダビッドソン・ジャパン

マツ

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「西部警察」と「北の国から」をこよなく愛する本誌編集部員。NSR専門誌・PROSPECのほか、フリーペーパーとして復活を果たしたビッグマシン零(ゼロ)の編集長も兼任する。
■1975年生まれ
■愛車:HONDA NSR250R(1992)/HARLEY-DAVIDSON XL883(2009)

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