
ヤマハは、欧州および北米で2025年モデルとして発表した「YZF-R9」を日本へも2025年春以降に導入すると発表した。専用にセットアップされたKYB製前後サスペンションやブレンボ製モノブロックキャリパーを標準装備する、ミドルクラス最強のスーパースポーツだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
ヤマハの3気筒スーパースポーツがついに登場!
ヤマハは、欧州および北米で正式発表されたYZF-R9を日本国内にも2025年春以降に導入すると明らかにした。価格や諸元については国内未発表だが、欧州仕様のスペックと北米のみ発表済みの価格が参考になりそうだ。
北米における価格は1万2499ドル(日本円換算約185万8000円・10/11現在)であり、最新型のMT-09 SP(1万2299ドル)とほぼ同額レベル。ということは日本仕様は150万円切りも期待できるのでは? というのが編集部の見立てだ。
YZF-R9の開発コンセプトは“Re-DNAed Supersport”とされ、ミドルクラス最強のトラックパフォーマンスとエキサイトメント、スキルやステージを選ばない取っつきやすさを持つ、懐の深いモデルに仕上げられている。
外観デザインは最新世代のR-DNAで構成されており、先行登場した2025年型YZF-R1よりも攻めた意匠のウイングレットはフロントスポイラーと融合した新スタイル。水平基調のR-DNAデザインを新世代へと昇華している。
主な特徴は以下の通りだ。
- 1)トルクフルで余力のあるパワーを発揮するCP3(クロスプレーン・コンセプトの3気筒)エンジン
- 2)ヤマハ歴代スーパースポーツ最軽量の新型アルミダイキャストフレーム
- 3)良好な足つき性と快適性を達成したスポーティなライディングポジション
- 4)緻密な減衰コントロールが可能な前後KYB 製新型サスペンション
- 5)エアロダイナミクス効果の高いウイングレットを採用した新外装
- 6)ラップタイム計測や走行データの可視化が可能なアプリ「Y-TRAC」などつながる機能
- 7)さまざまな路面状況に合わせた走行が可能なYRC(ヤマハライドコントロール)、クルーズコントロールシステムなどの走行支援デバイスの搭載
- 8)水平を基調としたスタイリングであるR-DNAを受け継ぎ、より強調したデザイン
YZF-R9(写真は北米仕様)
欧州&北米発表モデルの詳細は下記↓
ヤマハの3気筒スーパースポーツがついに登場! ヤマハは欧州でR9、北米でYZF-R9を発表した。車名は仕向け地によって『YZF』を省略しているようだが、基本的には(細かな違いはあるとしても)同じマシン[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
凛としたトラディショナルをカジュアルクラシックで訴求! ヤマハが1992年にリリースしたSRV250は、1988年のXV250Viragoで開発した空冷250Vツインを搭載、感度の高いトラディショナル[…]
ヤマハ発動機と三菱重工業は、200kgの貨物を搭載可能な中型マルチコプター型無人機(以下、中型無人機)の開発に向けた共同研究を行っていることを発表した。 パワーユニットには、ヤマハが2023年にコンセ[…]
1980年代レーシングヘリテイジが蘇るゴロワーズカラー ヤマハは2022年5月にフルモデルチェンジした2022年モデルのXSR900を発表。2020年モデルが1970年代を中心としたカラーリングを特徴[…]
1980年代の鈴鹿8時間耐久の盛り上がりを再び起こしたい 設楽さんは、いま世界でもっとも伸長しているインドに2018年から赴任。その市場の成長ぶりをつぶさに見てきた目には、日本市場はどう映っているのだ[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA] | 新型スーパースポーツ)
150万円切りはほぼ確実と思われるが…… ヤマハは台湾で、欧州および北米などで発表済みのスーパースポーツモデル「YZF-R9」の導入価格を発表。日本国内にも2025年春以降の導入が案内されており、正式[…]
新型スーパースポーツ「YZF-R9」の国内導入を2025年春以降に発表 欧州および北米ではすでに正式発表されている新型スーパースポーツモデル「YZF-R9」。日本国内にも2025年春以降に導入されると[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
正面気味に見るとメタリックブルー、角度がつくとパープルに変化 大阪モーターサイクルショー開幕直前まで、立て続けにニューモデルを発表してきたヤマハは、その多くを大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーに[…]
新たな2眼ポジションライトでシャープな表情に ヤマハが「YZF-R25」「YZF-R3」を発表。ヘッドライトまわりは中央にプロジェクターLEDライト、これまでに見たことのないデザインの左右2眼(4眼?[…]
人気記事ランキング(全体)
情熱は昔も今も変わらず 「土日ともなると、ヘルメットとその周辺パーツだけで1日の売り上げが200万円、それに加えて革ツナギやグローブ、ブーツなどの用品関係だけで1日に500万円とか600万円とかの売り[…]
正式発表が待たれる400ccオフロード/スーパーモト スズキは、昨秋のEICMA(ミラノショー)にて、新型400ccデュアルパーパスモデル「DR-Z4S」およびスーパーモトモデル「DR-Z4SM」を発[…]
660ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフ「デイトナ660」 イギリスのバイクメーカー・トライアンフから新型車「デイトナ660」が発表された際、クルマ好きの中でも話題となったことをご存知でしょう[…]
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
最新の投稿記事(全体)
ダイソーのアイテムを買ってみよう使ってみよう この記事で取り上げるダイソーのアイテムは「極厚 油よごれクリーナー」! 税込み110円で大判15枚入り。商品名が「油よごれクリーナー」なのに・・・ その下[…]
第1特集「極上バイクを楽しもう!」 バイクの魅力はいろいろとあるが、話題のニューモデルはライダーにとって間違いなく気になる存在。『R★B』最新号(Vol.55)の第1特集は「極上バイクを楽しもう!」と[…]
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
TSRのEWCレーサーをイメージさせるCBR250RR用スリップオン 2023年の世界耐久選手権(EWC)からコラボレーションを開始した「F.C.C. TSR Honda France」と「アールズ・[…]
朝6時台には伊豆に到着? バイクならではの伊豆巡りを 週末の伊豆半島といえば“渋滞”。そんなイメージだろう。実際、東名高速下り線は朝の6時台には渋滞が始まり、伊豆に入っても沼津市街/東伊豆/下田といっ[…]
- 1
- 2