
ヤマハは、前2輪+後1輪の3輪スクーター「トリシティ155 ABS」および「トリシティ125」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして4月14日に発売すると発表した。2023年モデルでフルモデルチェンジを果たしている。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
ニューカラーはマットライトグリーン
ヤマハは、リーニングマルチホイール(LMW)を採用する軽二輪クラスの3輪スクーター「トリシティ155 ABS」および原付二種クラスの「トリシティ125」にニューカラーを追加し、4月11日に発売する。
新色は“マットライトグリーン”と名付けられた薄緑色。“静寂の中にある奥深さ”をコンセプトにしており、日本の日常の風景にも馴染みやすいカラーとしたもの。正式名称は『マットライトグリーニッシュグレーメタリック1』だ。
155/125ともに2023年モデルで全面変更を受け、上位機種のナイケンやトリシティ300が採用する“アッカーマンジオメトリ”を採用。これにより、前2輪ならではの安心感と、より自然なフィーリングをより高いレベルで両立している。
エンジンは令和2年排出ガス規制に適合した最新の“ブルーコア(BLUE CORE)”で、静粛かつ振動の少ないエンジン振動をもたらすスマートモータージェネレーターも装備。また、“ストップ&スマートシステム”(いわゆるアイドリングストップ)も採用している。
このほか、スマートキーシステムの搭載やスマートフォン専用アプリにも対応したメーターパネルを採用。専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(略:Y-Connect)」をインストールしたスマートフォンとペアリングすれば下記の機能が使えるようになる。
- 車両メーターへのスマートフォン通知の表示(電話やメールの着信、スマートフォンのバッテリー残量などを表示)
- スマートフォン画面のサブメーター利用(エンジン回転数、スロットル開度、エコ運転状況などを表示)
- オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期のお知らせ
- 燃費管理
- 車両の最終駐車位置確認
車体色は新色のマットライトグリーンに加え、従来型からマットグレーとホワイトを継承し、全3色のバリエーション展開。価格と主要諸元に変更はない。
2023年モデルのモデルチェンジ内容。
ヤマハ トリシティ155/トリシティ125のカラーバリエーションとスペック
YAMAHA TRICITY 155[2024 model]マットライトグリーニッシュグレーメタリック1(マットライトグリーン)
YAMAHA TRICITY 125[2024 model]マットライトグリーニッシュグレーメタリック1(マットライトグリーン)
車名 | TRICITY155 ABS | TRICITY125 |
認定型式/原動機打刻型式 | 8BK-SG81J/G3T3E | 8BJ-SEK1J/E34AE |
全長×全幅×全高 | 1995×750×1215mm | ← |
軸距 | 1410mm | ← |
最低地上高 | 165mm | ← |
シート高 | 770mm | ← |
キャスター/トレール | 20°00′/68mm | ← |
装備重量 | 172kg | 168kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ | ← |
総排気量 | 155cc | 124cc |
内径×行程 | 58.0×58.7mm | 52.0×58.7mm |
圧縮比 | 11.6:1 | 11.2:1 |
最高出力 | 15ps/8000rpm | 12ps/8000rpm |
最大トルク | 1.4kg-m/6500rpm | 1.1kg-m/6000rpm |
変速機 | Vベルト無段変速(オートマチック) | ← |
燃料タンク容量 | 7.2L | ← |
WMTCモード燃費 | 42.1km/L (クラス2、サブクラス2-1、1名乗車時) | 44.9km/L (クラス1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 90/80-14(チューブレス) | ← |
タイヤサイズ後 | 130/70-13(チューブレス) | ← |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク | ← |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク | ← |
乗車定員 | 2名 | ← |
価格 | 56万6500円 | 49万5000円 |
車体色 | 薄緑、灰、白 | ← |
発売日 | 2024年4月11日 | ← |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
この外見でツーリングもOK 本気系が多様な進化を果たし、レプリカ系のフルカウルに身を包みながら街乗りからツーリングまでこなすモデルが誕生した。本気系にレッドゾーンは一歩譲るものの、後にFZR250やG[…]
2025年モデル概要:渋系のダークカラーにメタリックの輝きも XSR125は、可変バルブシステム=VVAを採用した水冷単気筒エンジンをスチール製デルタボックスフレームに搭載し、倒立フロントフォークやア[…]
購入前に読みたい2025ヤマハMT-07関連記事3選 ヤマハの新型「MT-07」が、フレーム設計から見直され、大幅な進化を遂げて2025年モデルとして登場。その概要やスイングアームのこだわり、Y-AM[…]
余裕の動力性能を持つシリーズ最大モデル ヤマハが誇るフロント2輪のLMW(Leaning Multi Wheel)機構を採用するスクーター「トリシティ300」の2025年モデルが登場した。ともに新色の[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
余裕の動力性能を持つシリーズ最大モデル ヤマハが誇るフロント2輪のLMW(Leaning Multi Wheel)機構を採用するスクーター「トリシティ300」の2025年モデルが登場した。ともに新色の[…]
日本仕様にもニューカラー投入か 英国スズキは、マキシスクーター(日本でいうところのビッグスクーターにあたる)の「バーグマン400」にニューカラーを導入すると発表した。 深緑の『パールマットシャドウグリ[…]
バイクに憧れて免許取得 初めてのスクーター体験 最初に乗ったのは「リード125」。 高い燃費性能と動力性能を兼ね備えた人気のスクーターです。 実はミクさん、公道でスクーターに乗るのは今回が初めて。試乗[…]
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
ベスパ LX 125 ■空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 124cc 10.6ps/7250rpm シート高785mm 車重120kg ●価格:46万2000円 ●色:ユーフォリコライラック(新[…]
人気記事ランキング(全体)
カバーじゃない! 鉄製12Lタンクを搭載 おぉっ! モンキー125をベースにした「ゴリラ125」って多くのユーザーが欲しがってたヤツじゃん! タイの特派員より送られてきた画像には、まごうことなきゴリラ[…]
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
スズキが鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦体制を発表! スズキは2025年8月1日(金)から3日(日)に鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIM 世界耐久選手権 鈴鹿8 時間耐久ロードレース」に「チ[…]
高評価の2気筒エンジンや電子制御はそのままにスタイリングを大胆チェンジ! スズキは、新世代ネオクラシックモデル「GSX-8T」および「GSX-8TT」を発表。2025年夏頃より、欧州、北米を中心に世界[…]
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
最新の投稿記事(全体)
【モリワキエンジニアリング取締役名誉会長・森脇護氏】1944年、高知県生まれ。愛車だったホンダCB72のチューニングをヨシムラに依頼し、それをきっかけにPOPこと吉村秀雄氏に師事し、チューニングを学ぶ[…]
北海道という「ハードルの高さ」 ライダーにとってのひとつのあこがれ、北海道ツーリング。しかしフェリーの予約が面倒だったり、北海道までの移動で疲れてしまったり。 そういったライダーの悩みを解決し、「手ぶ[…]
カワサキ「エリミネーター」2026年モデルへ!! カワサキが人気ミドルクルーザー「エリミネーター」シリーズの2026年モデルを発表。2025年7月15日に発売予定だ。主要諸元に変更はなく、カラーリング[…]
フリュガンの展示会に行ってきました! どうも、2輪ジャーナリスト兼動画クリエイターの相京です。 フランスのバイク用品メーカー・フリュガンの展示会に行ってきました。 この日はゲストスピーカーとして呼んで[…]
ホンダ CB1300スーパーボルドール(2018)試乗レビュー この記事では、平成28年度排ガス規制に対応しモデルチェンジを行った2018年モデルについて紹介するぞ。 ※以下、2018年6月公開時の内[…]
- 1
- 2