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名古屋で開催された「ジョインツ2024」の駐車場で出会った、ショベルヘッド以前のリジッドチョッパーに乗るグループは、なんと女性ばかり。聞けば、九州からのツーリングで、名古屋のライダーも合流したとのこと。キックアームを出し、見事に一発! キックスタートをキメると、周囲からは羨望の眼差しを受けている。最近、年式の旧いハーレーに乗る女性ライダーが増えているのではないか…!? そんな兆しを『ウィズハーレー』取材班は感じていたが、「ジョインツ2024」でそれは紛れもない事実だと確信した。彼女らのハーレーライフを詳しくインタビューしたので紹介する。
●文/写真:ウィズハーレー編集部
ハーレー女子に聞きました
Q1.これまでのバイク歴/ハーレー歴など教えてください
Q2.いま乗っている愛車を選んだ理由は?
Q3.お気に入りのポイント?
Q4.高年式モデルにない魅力とは?
Q5.同じ趣味を持つ仲間と、こうして集う楽しみとは?
トルクフィールが身体にフィットする|ミキティ(FLH SHOVEL 1972)
Q1.ヤマハSR400→H-Dスポーツスター883R→H-Dショベル1972→H-Dパンヘッド1953→いま乗っているショベル以外は2020年頃に手放しました。身体はひとつなので!
Q2.SRに乗り続けてきましたが、そんななかでハーレーのトルク感が身体に合い、なおかつキックスタートという儀式が同じという旧車で、コンピュータに制御されない機械感に魅力を感じました。オリジナルの魅力も理解しつつ、自分の身体に合ったカタチで乗ることができるチョッパースタイルの世界が大好きになりました。
Q3.ショベル1200ccのトルク感や地を這うような走り心地が、いろいろなバイクに乗り続けてきた中でイチバン大好き!
Q4.オイルやガソリンの匂いがするところ。
Q5.トラブルがもしあっても、みんなで協力しあって乗り越えられる。
乗りこなしたいと思った!|MICA(XLCH 1970)
Q1.ヤマハSR400→ハーレーダビッドソンXLCH
Q2.前オーナーのカスタム状態で売りに出ていて、かなりインパクトが強くて…。「これを乗りこなしたい!」って、勢いで買いました。
Q3.買って15年目ですが、大きなトラブルもなく走り続けてくれるところ。
Q4.音。乗り手の個性がより出て、人と被らないところ。
Q5.住んでいる場所/年齢/職業も関係なく、バイクという共通点で繋がって同じ時間を共有する楽しさ。
最後にアイアンで「あいうえお作文」。(あ)いぼう(い)つまでも(あ)つい走りを(ん)まはらし※ンマハラシー:人馬一体の走りの美しさを競う琉球競馬です。
ひとめぼれで免許取得前に購入!|YUKI(XLCH1000 1972)
Q1.バイク歴は10年ほど。ヤマハSR400→ハーレーダビッドソンXLCH1000(大型免許を取得してからはずっとアイアンショベル)
Q2.かわいいペイント! 大型免許を取りに教習所へ通っている最中、何件かバイク屋さんを紹介してもらい、このIRONのペイントにひと目惚れでした。
Q3.Made In Americaなペイント! @goldengatenateさんがアメリカで製作し、「Misspiggy」の愛称でしたが、今は「yukiiron」です。「逆シフトってのもすごいねー」って言われますが、それしか乗っていないので慣れちゃいます。
Q4.電子制御ではない機械感! キック始動なので、なかなかすんなりかからなかったりするのもまた醍醐味かなと。
Q5.トラブルも楽しめること! みんな何かしら経験してきているので、助け合いながら「こんなこともあったよねー」って話せることです。かわいい女の子が旧車に乗ってる、キック始動、絵面が良すぎて♥
一生手放すことはない!|しずか(EARLY SHOVEL 1966)
Q1.ホンダSTEED400→H-Dアーリーショベル1966
Q2.10代の頃に憧れていたバイク乗りのお姉さんがアーリーショベルに乗っていて「いつか乗りたい」と思っていました。購入したときは「EARLYに乗れたら、それでいい!」ぐらいにしか思っていなくて、どんなモノなのかも分からぬままに…(笑)
Q3.しずかの身長に合わせたバイクのサイズ感。しずか以外が跨っても、あんまりしっくり来ないんじゃないかなってところ。
Q4.新しいハーレーに乗ったことがないから分からないけど、バイクも機嫌が悪くなったり拗ねたりするところ。ま〜ったく、エンジンかからなくなる時もあるし、一発でかかる時もあったり。こっちもイライラしていると、ほんとにかかってくれない(笑)
Q5.バイクきっかけで出会ったけれど、たまたまみんなバイクに乗っていただけで、バイクでなくても会った時は全然バイクの話なんてしない時すらあるぐらい、普通に同世代のお友達! だけど、みんな近くにはいないので、こういうイベントがあるとみんなワイワイ集まり出して「バイク乗ってて良かったなぁ」って思う。しずかも子どもが生まれてから、このままバイクを置いておくか悩んでるときもあったけれど、たぶんこれからもこのバイクだけは手放さないかな。
女性が乗っている姿がカッコイイ!|せいやん(FLH SHOVEL 1975)
Q1.15年ぐらいです。
Q2.ショベルヘッドで調子良く乗っていて、速かったらカッコイイなー的な憧れからです。
Q3.ポジションがダサいけど、乗りやすいところです。
Q4.大したスピードでてないのに、アクセル回してる感でしょうか。ちょっとジャジャ馬っぽい乗り心地。
Q5.乗っている姿を見て「カッコイイ」って思うので、おしゃべりももちろん好きですが、一緒に走るのもめちゃ楽しいです!
ナックルヘッドを買い戻しレストア|Miki Kato(EL KNUCKLEHEAD 1947)
SOUVENIR LEATHER WORKS 女性のヴィンテージハーレーもしくはインディアン乗りの方、ぜひキドニーベルトを作りにいらしてほしいです。そして撮影させてください。
Q1.ヤマハDRAGSTAR 400→ハーレーダビッドソンELナックルチョッパー1947(一度手放しレストア)
Q2.高校卒業後、ハーレー乗りばかりいるお店でバイトしていました。いきなりハーレーは高嶺の花すぎて、中型二輪免許を取りドラッグスターに乗りながら、ハーレーのことをだんだん知るようになり、ナックルヘッドを知りました。それからナックルしか目に入らなくなり、勉強しながら探しているうちに乗り換えタイミングの先輩から現在の車両(チョッパー)の話が来て、24歳の時に購入。とにかくエンジンの造形美、そして全体のフォルムの造形美にずっと魅了されています。
Q3.シャーウッドグリーンカラー。
Q4.長い経年を経た趣がある佇まい。でもこれがあったから現在に繋がっていく。
Q5.同じ情熱、尊さを理解・共有できるコミュニティー。
スポスタ女子|YURI(XLH1200 1991)
目を引くイエロータンクのスポスタに乗るYURIさんは、旧車女子のグループではなく、ジョインツ2024駐車場で開かれていた「スポーツスターミーティング」にて撮影させていただきました!
Q1.ヤマハ旧JOG(年齢いくつだよ!)→ホンダSTEED→ホンダFTR→ハーレーダビッドソンXLH1200
Q2.タンクのカラーにひと目惚れしました! 「純正でこれなの!?」と驚かれることも多く、珍しいカラーなのですぐに見つけてもらうことができます♥
Q3.タンク。もし、手放すことがあったとしてもタンクだけは外して持っておく(笑)
Q4.後ろから見た時にほっそりとしたフォルムであること。キャブ車なので寒くなるとエンジンかかりにくかったり、空気の調整でご機嫌が悪くなったり、手がかかること。そういう方が対話できる感じがしませんか?
Q5.とくに地方のミーティングはなかなか会えない友人に会えること。そして、同じバイクなのにカスタムでここまで変わるのか! という見る楽しみもある。
チョッパー女子の動画はコチラ
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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