MotoGPに小柄なライダーが多いのは、競馬の騎手のように小柄で軽いライダーのほうがサーキットでは有利だからでしょうか?
●記事提供: ライドハイ編集部
A.体が大きいから不利、小柄だから有利ということはありません
確かにMotoGPライダーは、小柄だったり痩せているといったイメージを持たれているかも知れません。ところがちょっと乱暴に聞こえるかもしれませんが、バイクと乗るライダーの体格や体重は、立ち会いで体重と体格でぶつかり合うために身体づくりするお相撲さんと違って、基本的には関係ないと思って構いません。
実際MotoGPのライダーは年齢的に若かったり、欧州でもレースが盛んであるイタリアやスペイン出身だったり、Moto3からMoto2へと小排気量マシンからステップアップしてくるため、小柄なライダーが多いのも事実です。しかし、英国やアメリカ、オーストラリアなどの大排気量スーパーバイク系出身のライダーは、むしろガッチリとした体格が良いライダーが主流という感じなのはご存知の通り。
何れにしても、小柄で体重も軽いライダーと、体格がよくて体重もあるライダーと、どちらが有利かというのは、限界を争うレースの世界でも大排気量のクラスとなると、歴代チャンピオンを見ればわかるようにどちらともいえないと思います。
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