スウェーデンの電動バイクメーカーCAKE 0 emission AB社(以下、CAKE社)とゴールドウインが日本国内における独占的パートナー契約を締結し、2023年春ごろよりCAKE社が展開するプレミアム電動バイクの予約受付を開始予定というニュースが流れたのは10月末のこと。個人的にとても気になっていたのだが、EICMAで実車を見たMIGLIOREディレクター・小川の琴線にも触れたよう。改めて、チェックだ!
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:CAKE 0 emission AB社
EICMA 2022 持続可能な出展者賞を受賞!
EICMA帰りの小川からいろいろと話を聞くのだが、一番意外だったのは「この電動バイク欲しい」という一言。バイク一筋の編集者人生を送ってきた男にも、電動バイクの潮流がきたようだ。 現地で撮った写真も見せてもらったが、いま一度本国サイトでブランド情報含めて見てみよう!
ちなみにCAKE社は、EICMA 2022で『Sustainable Exhibitor Award(持続可能な出展者賞)』を受賞。プロダクトおよび企業としての取り組みは、さらに注目を集めている。
数々のデザイン賞も受賞するクリーンで先進的なモビリティ
2016年よりスタートしたCAKE社は、スウェーデン発のプレミアム電動バイク/自転車メーカー。「エキサイティングなモビリティ体験」と「環境への責任」の両立を目指し、ゼロエミッション社会への移行を加速させることを使命としている。CAKE社が考える持続可能性とは、人と自然の共生をよりスマートで、環境に優しく、健康的かつ平和的に実現することにある。そのためにCAKE社は年齢や性別、サイズ、スタイルを問わず、誰しもが敬意をもって自然と都市を冒険できる製品を生み出している。
CAKE社の創設者でありCEOを務めるStefan Ytterborn氏は、2005年にスノースポーツとサイクリングのヘルメットやアイウエア、ボディアーマー、アパレルなどを展開するPOCも設立。優れたプロダクトデザインとコミュニケーション戦略に長けた起業家としても知られている。
創設時よりCAKE社の企業目標は明確で、ゼロエミッション社会への移行を促しながら、現代のライフスタイルに寄り添う電動バイクを創出すること。デザインコンセプトは「軽く、静かで、クリーン」。それを具現化したモデルとして、CAKE社初のプロダクトとして発表されたのが「Kalk」というモデルだ。
現在ではベーシックなモデルだけでなくオフロードやプロ向けに開発されたヘビーデューティーモデル、キッズ用や認定中古車などもラインナップしている。
ゴールドウインは2021年の中期経営計画のなかで、地球規模の気候変動の問題に向き合い、持続可能な社会の発展に寄与していくことをコミットし、環境配慮素材の推進や、リサイクル・アップサイクル事業の推進、カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させていくと掲げている。
そしてモーターサイクル事業においても環境配慮を重要な課題と捉えており、CAKE社のクリーンでサステナブルな電動バイクとの親和性が非常に高いと感じ、今回の独占的なパートナー契約の締結に至った。まずは2023年1月からの3年間で、5000台の国内販売を目指す。
このパートナー契約の締結にあたって、CAKE社創設者 兼 CEOのStefan Ytterborn氏は以下のようにコメントしている。
「アジア進出には、ゴールドウインのようなハイクオリティかつモノづくりの造詣が深いパートナーと提携できることほど良いことはありません。ゴールドウインは長年にわたり私がよく知る会社であり、彼らの品質に対する責任、革新への情熱、顧客との関係構築力は業界をリードするものです。日本のような重要な市場で、他でもなく彼らと仕事ができることを光栄に思います」
国内での具体的な販売ラインナップなどの続報が待たれるばかりだ。
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