凄いバイクだな……。EICMAで実車のインパクトに驚かされた。ドゥカティのニューモデルは、EICMAの開催より前にすべて発表されていたため、そのスタイリングやスペックは把握していたつもりだったが、ディアベルV4の存在感は凄かった。クルーザーという枠では収まらない、とてつもない力強さと美しさに満ちていたのだ。
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:ドゥカティ ●外部リンク:ドゥカティ
力強さを増したディアベルV4
マッシブなのにスポーティ、既存のクルーザーの概念を打ち破って世界中で大ヒットしたディアベルは2023年にV4エンジンを搭載して生まれ変わる。その詳細はドゥカティ ワールドプレミア2023 エピソード6で発表された通り。
MIGLIOREではドゥカティのすべてエピソードを公開してきたが、その中でも注目を浴びていたのがディアベルV4で、そのPV数は他の追従を許さない圧倒的な数だった。
そんなディアベルV4を実際にEICMAで見た第一印象は、強さと美しさの共存。スタイリングはどこまでもエレガントなのに、細部の仕上げは繊細で、そしてどこまでも新しさに溢れていたのだ。
そんなディアベルV4がEICMAで「Moto più bella(もっとも美しいバイク)」に選ばれた。
このコンテストは、イタリアのバイク誌であるモトチクリスモとEICMAが2005年から行っているもので、会場とオンラインでの投票を集計して発表。ディアベルV4は2万3000人から支持を集め、36.8%のシェアで1位を獲得した。
そんなディアベルV4のディテールを紹介していこう。
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