
●記事提供:モーサイ
「今の仮面ライダーってあまりバイク乗らないよね」
読者の方は、こんな声を聞いたことはないでしょうか?
近年では道交法の改正もあり、バイクで怪人に突撃するような派手なアクションはおろか、バイクで公道を走る撮影すら難しくなってきました。人気の平成ライダーシリーズでも濃密なバイクアクションを描いたのは「クウガ」ぐらいで、以降は徐々にバイクの印象が薄くなっていきます。事実として、仮面ライダーはバイクに乗らなくなってきたのです。
それでは、バイクに乗らない仮面ライダーはどんな乗り物にライドしているのでしょうか?そして、バイクにはまったく乗らなくなってしまったのでしょうか?
この記事ではバイク以外の乗り物が印象的な主役ライダーを4人ほど取りあげ、その実態を探っていきます。
1.仮面ライダードライブ「脇役ライダーが”バイク要員”」
バイクの代わりに愛車のトライドロン(四輪車 ホンダNSXがベース)に乗る仮面ライダーです。2014年の放送当時は「バイクに乗らない仮面ライダー!」というフレコミで話題になり、一部のファンの間では「それは仮面”ライダー”なのか?」などの議論も交わされたようです。
ストーリーとしては、仮面ライダードライブこと刑事の泊進ノ介と、人格を宿すダンディなベルト、ベルトさんが怪事件を追うバディものの側面が強め。特撮としてはもちろん、刑事ドラマとしても楽しめる作品となっています。
作中でドライブは本当にバイクに乗らず、クルマで移動したり戦ったりしました。一方で、仲間の仮面ライダーマッハや仮面ライダーチェイサーは愛用のバイクを持っており、搭乗シーンも多数あります。バイクに乗らない主役の穴埋めに「バイク要員として」がんばったのかもしれませんね。
2.仮面ライダー電王「電車のイメージが強いけれど、実はバイクのスペックもスゴい」
時の列車 デンライナーとともに時空を超えて戦う仮面ライダーです。放送から14年が経った現在でも根強い人気を誇り、なにかと話題をさらったスーパー戦隊「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」ともコラボしました。
ストーリーは、弱気だけど芯の強い青年・野上良太郎が怪人・イマジンと協力して仮面ライダー電王に変身。過去の改変を企む悪のイマジンを止めるため、デンライナーで時間を行き来しながら戦う時間旅行ものとなっています。そのため、電王の相棒は列車のデンライナーなのです。
「マシンデンバード」という電王専用バイクもあるのですが、作中ではデンライナーを操縦するコントローラーとしての用途が大半を占めます。列車の操縦席代わりに「マシンデンバード」がドンと鎮座して、バイクの操縦が列車の挙動に反映されます。そんなユニークな(?)マシンデンバード、東映が公開している『仮面ライダー図鑑』によると、走らせれば時速1010kmのスピードが出るとのこと。こんなスーパーマシンの出番が少ないとは、なんともったいない。
主な移動手段が「電車」という前代未聞の仮面ライダー・電王ですが、「マシンデンバード」という電王専用バイクも持っており、こちらは走らせれば時速1010kmのスピードが出るとのこと。
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