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●レポート:阪本一史/モーサイ編集部 ●写真:ホンダ/八重洲出版
キャストでもスポークでもない独自構造のホイール「コムスター」
国産の二輪車にキャストホイール車が登場し始めたのは1970年代後半のこと。当初は一部の高級モデルにのみ採用されたこともあり、ワイヤースポークとは違う新アイテムに当時のバイクファンは憧れたものだが、そのトレンドに乗らず、独自の道を歩んだのがホンダの最新ホイールだった。
車軸周りのハブとアルミリムをスポークプレート(当初はスチール、後にアルミ製)で繋ぐ、組立式のコムスターホイールである。各部とスポークとの接合はリベットを用いていた。
コムスター(COM-STAR)という名称は、その構造と五芒星のような形状に由来し、COMPOSITE(合成の)とSTAR(星)を組み合わせた造語。
当時はかなりの重さだったキャストに対し、「キャストホイールの剛性と、スポークホイールのしなりの両立」を謳い文句にしており、さらにコムスターでは軽さも利点としてアピールした。
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