
2泊以上のロングツーリングに、ゴーライド編集部が厳選した比較的大容量ながらオフロードマシンにもギリギリ積載可能〜ピッタリなツーリングバッグ×10選(+α)を全3回に分けて紹介。前編/中編に引き続き、本記事では後編として、大容量ながら林道でのダート走行時もライダーの身体の動きを妨げないツーリングバッグを紹介する!!
●文:小川浩康(ゴー・ライド編集部) ●写真:小泉裕子
【林道キャンプツーリングを想定して比較】ディテールに加え、2泊以上のロング林道キャンプツーリングを想定した装備+αに対する収納力/サイドから見たツーリングバッグ積載時のライダーへの干渉の度合いまでチェック!! 装着車両はヤマハ ツーリングセロー。
2人用テント&ポール/寝袋/マット/マクラ/コッフェル&ガスセット/メスティン(調味料&ナイフ&箸ほか収納)/救急セット/ヘッドライト/ランタン&充電器/工具ケース(チューブ/携帯工具/空気圧計付き空気入れなど)/水袋/トイレットペーパー/防寒&雨具/チェア/テーブル/焚き火台&防火シート/コップ/ツーリングマップル
エンデュリスタン トルネード2 ドラムバッグ L:過酷な状況でも積荷をしっかり守る、完全防水防塵のアドベンチャーバッグ
過酷な状況で耐久性を発揮する、そんなバイク専用バッグを作るために生まれた「エンデュリスタン」。この「トルネード2ドラムバッグ」は超ハイテク3層構造の生地を使用し、抜群の耐摩擦/耐引き裂き強度を実現。縫い目のない溶着構造を採用することで、完全防水防塵を実現している。S:20L/M:32L/L:51L/LL:82Lとサイズも豊富。今回のLはキャンプ道具をかなりの余裕を持って収納できた。
2本のエンデュリスタン専用ロックストラップでしっかり固定できる。開口部は3回折り返すロールトップ式で、簡単に開け閉めできる。収納量が少ない時に垂れ下がりやすいのがデメリット。
縫い目がない溶着構造で完全防水防塵を実現。
気室内にメッシュポケットとジッパー付きポケットを装備し、小物の収納に便利。
クリーガ US-40 ラックパック:左右方向への可変で容量アップしつつ、低重心をキープする完全防水バッグ
ライダーのためのバッグを作るブランドとして英国で誕生した「クリーガ」。この「US-40ラックパック」は耐摩耗性の高い素材を使用し、左右の開口部はロールトップクロージャー(巻き込み式)を採用。積荷に合わせて40→28Lまでコンパクト化できるのが特徴だ。左右方向に広がることで容量アップし、荷物が増えても低重心をキープする作りはボディアクションを妨げず、林道ツーリングに最適なバッグだ。
左右のロールトップクロージャーで最大40Lまで容量アップできる。今回のキャンプ道具は余裕で収納できた。左右両側からアクセスできるのも便利。
新設計のフックは操作性も良くストラップも長いので、荷掛けフックの少ないマシンでも固定しやすい。バッグ底面には滑り止めラバーを装備。
防水ライナーは着脱可能。
カッパ RA316BK サイドバッグ:低重心化に貢献し林道での走りを妨げにくい、25L×2容量の防水振り分けバッグ
「カッパ」は約60年の歴史を持つイタリア発祥のバイクアクセサリーブランド。この「サイドバッグ」は各25Lの容量を持つ振り分けバッグで、外側は耐UV性の撥水生地、内側には防水ライナーを配置し、バッグ上部の開口部はロールクロージャー式で高い防水性を発揮するのが特徴だ。今回のキャンプ道具は左右に配分することで余裕を持って収納。付属の固定ベルトでバイクに簡単に装着できる。
【カッパ RA316BK サイドバッグ】●容量:25L×2個 ●サイズ:H33×W39×D25cm ●カラー:ブラック ●重さ:2460g(編集部実測) ●価格:3万800円|ダートフリーク
防水ライナーはオレンジ色で、荷物を見つけやすい。荷物を低い位置に搭載できる振り分けバッグは低重心化に貢献し、ボディアクションを妨げないので、林道ツーリングで使いやすい。
左右のバッグ前方にポケットを配置。ツーリングマップルも収納できるサイズ。
バッグ上部に取っ手を装備。テントサイトへの持ち運びがしやすい。
DFGモジュールモトパック30L/15L/7.5L:3タイプのパックを組み合わせで自分だけの旅サイズに!!
3サイズ展開のモジュールモトパック同士の組み合わせなどで合計容量を好みにカスタマイズできるシステムを採用したリヤキャリア推奨のツーリングバッグ(インナー防水)。別売りのサイドバッグベースと組み合わせたサイドバッグ仕様も現在開発中!!
※本記事は“ゴーライド”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
オフロードバイク専門誌『オフロードマシン ゴー・ライド』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
拝見!! オフ旅達人の旅装備 オフ旅をテーマに、バイクと旅を愛する各分野の達人たち5人に、今現在における旅装備/スタイル/こだわり/バイク旅の楽しみや思いを聞いた巻頭企画。ゴー・ライド誌初登場となる生[…]
【林道キャンプツーリングを想定して比較】ディテールに加え、2泊以上のロング林道キャンプツーリングを想定した装備+αに対する収納力/サイドから見たツーリングバッグ積載時のライダーへの干渉の度合いまでチェ[…]
【林道キャンプツーリングを想定して比較】ディテールに加え、2泊以上のロング林道キャンプツーリングを想定した装備+αに対する収納力/サイドから見たツーリングバッグ積載時のライダーへの干渉の度合いまでチェ[…]
最強の防寒とは:熱源を身につける+保温する防寒法 ピンと張りつめた独特の清廉な空気に霞みなく澄んだ視界など、1年を通してもっともクリアな景色を楽しませてくれる冬のツーリング。あえて極寒の中を走る気持ち[…]
巻頭特集:走りを楽しむ! 林道ツーリングのためのキャンプ術 キャンプの楽しみ方は、積載していく装備/道具によって変化する。一方で、その量や重みによっては、林道ツーリングでの軽快な走りのほうに影響が生じ[…]
人気記事ランキング(全体)
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
YZF-R1/R6のレースベース車が受注開始! ヤマハがロードレースやサーキット走行専用モデル「YZF-R1 レースベース車」と「YZF-R6 レースベース車」の発売を発表。いずれも期間限定の受注生産[…]
夏のツーリングで役立つ日除け&雨除け機能 KDR-V2は、直射日光によるスマホの温度上昇や画面の明るさ最大時の発熱を軽減するために日陰を作る設計です。雨粒の付着で操作がしにくくなる場面でも、バイザーが[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
ウィズハーレー掲載記事のウラ側がわかる 俳優/タレント/サックスプレイヤーとしても活躍する武田真治さんが、故郷・北海道を同級生たちと結成するハーレーチーム「BLACK NOTE」とともに駆け抜けた!ハ[…]
最新の記事
- カワサキが「ニンジャH2 SX SE」の2025年モデルを11/1に発売! 前車追従クルコンほか電子制御サスを装備する最高峰ツアラー
- フレディ・スペンサー、CB1000Fガチ走行! インプレで何を語る?【Hondaホームカミング熊本2025】
- 新CB400/CB1000F試乗/スペンサー来日etc。ホンダ関連注目ニューストピック【2025年9月版】
- 以後の並列4気筒車とは異なる独創性:ホンダDREAM CB750FOUR【1969~1977】各部解説
- 30%超OFF! Amazonプライム感謝祭先行セールで要チェックなバイク防犯/セキュリティアイテム6選
- 1
- 2