![[梅雨レザーメンテ] レザーの汗シミ/雨シミはお家の霧吹きとティッシュで直せるって知ってた!?](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/07/S__153600004.jpg)
●文:[クリエイターチャンネル] 伊藤由里絵
皆さんこんにちは! バイクで日本一周靴磨き旅中の、シューシャイナーいとです! いよいよ夏本番・・・本格的に暑くなってきましたね。暑くても時間があれば走りたくなるのがバイカーの性です。たくさん走って汗だくになった革製品や雨に打たれてしまったブーツ、気付けばシミが出来てしまった・・・そんな経験はありませんか??
実はそれ、直せるんです! 今回は、シミが出来てしまった革製品もお家にあるアイテムで簡単に真似出来てしまう、とっておきの裏技を公開します!!
何故シミが出来てしまうの?
乾いた革に多量の雨や汗がついてそのまま放置してしまうと、革の中に含まれた油分が動くことでシミが出来てしまいます。
雨に降られてしまったりたくさん汗をかいた日は、その対処がとっても大事! 特に日頃メンテナンス不足で乾燥してしまっている革はシミやトラブルの影響を受けやすいです。定期的にメンテナンスをしてシミが出来にくい状態を保っていきましょう! 今回シミ抜きしていくブーツはコチラ。
持ち主によると、雨の中履いてからそのままにしたところ、いつの間にかシミになってしまっていたとのこと。あるあるですね・・・。でも、大丈夫! こんなシミも直せてしまうやり方を解説していきます!
お家で実践! 雨シミ/汗シミの直し方
用意するもの
- 霧吹き(水)
- ティッシュ
- その他靴磨き道具
①表面の汚れを落とす
まずは表面についた汚れや古いクリームを落としましょう。このとき馬毛ブラシを使うと、細かい隙間のホコリも払うことが出来ます。そして古いクリームやブラシでも落ちない汚れには、靴用クリーナーを使うことでスッキリ落とすことができます。
②霧吹きでシミ部分と全体に水を吹きかける
ここで霧吹きを使ってシミのある部分、そうでない部分関係なく全体的に水を吹きかけていきます。本来、革にとって水はNGですが、一部だけ濡れて放置することで出来てしまうのがシミ。全体を均一に濡らして、丁寧に乾かせば実は問題ないのです!
③ティッシュを重ねてパック
濡らした後はティッシュを貼り付けていきます。写真のように、何枚か重ねてパックしていくイメージです。これをすることで、ティッシュにシミが浮き出てくれるようになります。完全に乾くまで、数時間~一晩おきましょう。
④完全に乾いたらティッシュを剥がす
ティッシュがカピカピに乾燥していたら、いよいよ剥がしていきます。パックしたティッシュにシミが浮いて出てくれています。雨で凸凹になってしまった革もこの行程で元に戻ります! この瞬間、気持ちいいです笑
⑤念入りにクリームで保湿
水に濡れた後の革は乾燥しやすいです。ここでの革の保湿はとっても大事! 靴クリームを全体に塗って保湿していきます。さらに豚毛ブラシで磨きあげてください!
⑥完成!
靴磨きを終えれば、まるで別物のように生き返ったブーツになりました! 白くなってしまっていたシミ部分もすっかり無くなっています。
いかがでしたか?? 頑固なシミも自宅にあるアイテムで簡単に直すことができます! お気に入りの革製品にシミが出来るとがっかりしてしまいがちですが、諦めずにトライしてみてください。そして、夏のライディングも楽しんでいきましょう!
いとの靴磨き日本一周は現在も進行中! お近くの県に行った際には是非革製品を持ってきてください! ルートの詳細はInstagramのチェックをお願いします!
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