青汁王子がEVバイクメーカー『三崎未来電子株式会社』を設立! 2025年を目処に“MISAKI”の名を冠した電動2輪をリリースだぁッ!!
なんとッ、HONDA、YAMAHA、SUZUKI、Kawasakiに次ぐ新世代のバイクメーカー、“MISAKI”が誕生するだとッ?!
しばらく前、青汁王子こと実業家の三崎優太さんが、2022年に国土交通省の型式認定を取得し、国内で5番目のバイクメーカーとなっていたaidea(アイディア)社の電動2輪事業を買収したというニュースが世間を賑わせました。
そこで前回『ニンジャZX-4RR 40thアニバーサリーエディション』納車時』にも王子を直撃した筆者(風間ナオト)は事業が最初の一歩を踏み出したタイミングを見計らって、またまた接触を試みたぞッ!
4月半ばに見舞われたバイク事故が青汁王子の運命を変えた!
日本マクドナルド/日本郵便/DHLジャパンが導入したaidea社の「AAカーゴ」。新型コロナの影響で経営難に陥り、三崎さんが電動2輪事業を引き継ぐことになった。
青汁王子が電動2輪事業の譲渡を受けたaidea社は、日本マクドナルドや日本郵便、DHLジャパンが導入した電動3輪『AAカーゴ』を生産し、順調に歩みを進めているかに見えましたが、新型コロナの影響で部品調達が困難になったこともあり、一転、深刻な経営難に。
その後、4月初旬にaidea社の女性社員さんからX(旧Twitter)を通じて届いた「EVバイクメーカーで働いてるんですが…投資して救済してほしい」とのメッセージに三崎さんが応えたのが、伝えられたニュースのいきさつです。
ただ、いくら資産家の三崎さんとはいえ、バイクメーカーの経営にはハンパじゃないお金がかかるため、当初は断るつもりだったそう。でも、そのメッセージを受け取った数日後に見舞われたバイク事故が、王子の運命を大きく変えることになります。
いつ死ぬかわからないんだったら、お金で夢を買った方がいい
命に別状こそなかったものの、左手が動かせなくなる可能性に直面(ヨーロッパ僻地に住む、とあるシャーマンの力により、現在は奇跡的に回復!)し、一時は気落ちしていた三崎さん。だが、自らと向き合った末、「もしかしたら死んでたかもしれないって考えると、自分が今持っているお金って意味ないなって。いつ死ぬかわからないんだったら、そのお金で夢を買った方が、挑戦した方がいいんじゃないか?」との思いに至ったのだという。
そして事故からおよそ1カ月経った2024年5月15日、『三崎未来電子株式会社』を設立!! 大谷翔平の打球速度をもしのぐような、さすが今をときめくメモリアルな実業家のスピード感です。
かっこいいバイクを作りたい!! 近未来デザインを絶賛募集中!
開発中の業務用EVバイク。こちらをベースに機能、デザインを煮詰め、1年を目処に市販化を目指していく
再び往年の芸能レポーター・梨元勝さんよろしく「恐縮です!」と近況を伺うと「今は(会社を)引き継いだばかりで、かなりバタバタしてます。メーカーって大変だなと日々実感してます(笑)」との返事。
さまざまな事業を手がける他、YouTubeからの動画配信を精力的に行うなど、多忙極める王子ですが、相模原の本社にもできる限り出勤しているそうだ。
「(本社に出勤するのは)今は週2回ぐらいですね。これから都内寄りに本社を移転しようと思っているので、今後はもっと頻繁に通おうと考えています。現在は採用をメインに取り組んでいて、事務所探しもしています」
「かっこいいバイクを作りたい!!」という青汁王子。製品ラインナップについてもビジョンがあるよう。
「まずは業務用のバイクを作ろうと思っています。配達をするすべての人が幸せになれるようなEVバイクを生み出します。それから特定小型原付を作り、その後にいわゆる一般の方に乗ってもらえるようなバイクかなとイメージしています。“MISAKI”ブランドとして本当に良いバイクを作りたいので、1年間ぐらいは赤字を掘りながら開発を続けようと考えています」
気になるバイクのロゴは、怪我から復活した自身を重ね合わせ、月を背景にフェニックスが飛翔する姿を思い描く。
「SNSで募集したらたくさんのご応募をいただきまして、その中から精査しているところです。期待していてください」とのこと。
“みんなで一緒に創り上げていくことが僕が持つ唯一の武器、競争優位性”だと語る三崎さん。ロゴに引き続き、業務用2輪・特定小型原付のデザインも絶賛募集中だ。
夢は願わないと叶わない! いつか日本を代表するメーカーに
電動2輪事業に向けてキャッシュポジション(経済オンチの筆者には何のことやら)を高めるため、2億円かけた愛着ある別荘や一部の車両を手放した王子ですが、「今はYZF-R6、Hayabusa 25周年特別仕様、ロイヤルエンフィールドのブリットに乗ってます。これからもまだたくさん納車されます(笑)」と今後もバイクに乗る気はマンマン。
さらに今年の鈴鹿8耐では、サポートレースとしてZX-25Rのワンメイクで開催される『Ninja Team Green Cup』に参戦するだけでなく、DJとしてステージイベントに出演することも決まっている。
読者に向けてメッセージをお願いしたところ、「夢は願わないと叶いません。いつか日本を代表するメーカーになれるように頑張ります!」とのアツいお言葉を頂戴しました。
三崎未来電子ではバイク開発のプロジェクトマネージャーができるような人材を求めているそうなので、興味がある方は青汁王子のYouTubeチャンネルを要チェック! そこのアナタも日本のバイク史にその名を刻むことになるかもしれませんよ!!
EVバイクのプロトタイプに跨り、「このバイクを格好良くしたい!」と熱弁を振るう三崎さん。近未来的なデザイン、プロジェクトマネージャーができるような人材をYouTube概要欄に載っているメールアドレスより募集してるぞッ
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(風間ナオト)
1分でわかる記事ダイジェスト 「トマトの旨みがすげえ凝縮されててヤバい」と千明が激賞! ゆるキャン△ SEASON3第8話に登場した「背徳のトマト焼そば」。本家は、山梨県中央市がご当地グルメとして猛プ[…]
ロールスロイスをはじめとする高級車を複数所有していることでも知られている“青汁王子”こと実業家の三崎優太さん。海外でバイクをレンタルしたことをきっかけに、ここのところすっかりバイクにハマっているご様子[…]
MotoGPがいよいよ開幕! プレシーズンテストや体制発表会の情報が続々と舞い込み、中にはSNSで2024年仕様のヘルメットを公開するライダーもちらほら現れていたので、レースファンの筆者としては、胸の[…]
ダンディー鷹山とセクシー大下のゴールデンコンビが華麗に復活! 先日行われた『あぶない刑事』最新作映画製作発表会見のニュースを知って、驚かれた方も多いのでは!? 1986年10月に日本テレビ系列で放送開[…]
外国車や日本メーカーの海外モデルが採用するバルブ規格“BA20D” 秋の夜長を迎え、バイクに乗る際、ヘッドライトに頼る時間帯が増えてきました。 近場の場合、筆者はちょい古べスパのLX150ieで移動す[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
1位:ワークマン「ペルチェベストPRO2」徹底レビュー ワークマンから最新の「アイス×ヒーターペルチェベストPRO2」。本製品は、冷却・温熱両機能を持つペルチェデバイスの個数が昨年モデルの3個から5個[…]
荷物にならない「究極の携帯性」が魅力! なによりも特筆すべきなのは、そのコンパクトさと軽量さ。Pocket Tripod PROv2は、薄さわずか2.3mmと、クレジットカード2枚分程度。重さはたった[…]
要望に応え、アンコール販売が決定 「AIO-6」シリーズの初回クラウドファンディングは2025年6月3日に終了し、2015名からの支援と総額7,300万円を突破する大きな成果を収めた。今回のアンコール[…]
【ヨシムラジャパン代表取締役・加藤陽平氏】1975年、POPの右腕だった加藤昇平氏と、POPの次女・加藤由美子氏の間に生まれる。4輪業界でエンジンチューンやECUセッティングなどを学び、2002年にヨ[…]
STIチームのウェアを身にまとった、かわいいぬいぐるみ ご存知とは思いますが、STIはモータースポーツへの参戦や技術支援、車両開発などを行っているスバルのグループ企業です。 その技術を活かし、市販車用[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
レンタルクーポンの利用者、先着500名に購入サポート 今回のキャンペーンは、Hondaのバイク関連サービス「HondaGO」の会員を対象としており、現在会員でない方も、新たに登録することで参加可能。キ[…]
ひと目でEVとわかる先進的なスタイリング こちらが今回発表された「CUV e:」! Hondaはこれまで、EVバイクとしてパーソナル向けに原付一種の「EM1 e:」を市販化していますが、CUV e:は[…]
【本田技研工業 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業開発統括部 CUV e: LPL(開発責任者) 後藤香織さん】2006年入社。以来一貫して2輪車開発に従事し、おもに車体設計としてEV-[…]
パワフルで坂道も得意、実用的な原付二種EV 2023年のジャパンモビリティショーでコンセプトモデル「SC e: Concept」として参考出品されていたものが車名を「CUV e:」と改め、2025年6[…]
高まるペット移動ニーズに応える革新的モビリティ ガソリン価格の高騰と50ccクラス原付の製造終了という時代の転換期において、経済的かつ環境に優しい移動手段への需要が急速に高まっている。その一方で、近年[…]
人気記事ランキング(全体)
新進気鋭のクルーザー専業ブランドから日本市場に刺客! 成長著しい中国ブランドから、またしても新顔が日本市場にお目見えしそうだ。輸入を手掛けることになるウイングフット(東京都足立区)が「導入ほぼ確定」と[…]
静かに全身冷却&最長10時間のひんやり感を実現 ライディングジャケットのインナーとしても使えそうな『PowerArQ Cooling Vest』。その特長は、ファンやブロワー、ペルチェ式ヒートシンクを[…]
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
レブル250ではユーザーの8割が選択するというHonda E-Clutch ベストセラーモデルのレブル250と基本骨格を共有しながら、シートレールの変更や専用タンク、マフラー、ライディングポジション構[…]
最新モデルはペルチェデバイスが3個から5個へ 電極の入れ替えによって冷却と温熱の両機能を有するペルチェ素子。これを利用した冷暖房アイテムが人気を博している。ワークマンは2023年に初代となる「ウィンド[…]
最新の投稿記事(全体)
2ストローク3気筒サウンドと他にない個性で1982年まで販売! 1969年にカワサキは世界進出への先駆けとして、250ccのA1や350ccのA7を発展させた2ストロークで、何と3気筒の500ccマシ[…]
伊藤真一さんが代表兼監督を務める『Astemo Pro Honda SI Racing』は、、FIM世界耐久選手権第3戦”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会(8月3日決勝)のチーム参[…]
供給不足解消に向け、スズキもかなり「がんばってます」 ジムニーノマドは、2025年1月30日の発表からわずか4日間で約5万台もの受注を獲得し、注文受付が一時停止に追い込まれるなど、国産車としては異例と[…]
ホンダの“R”だ! 可変バルブだ‼ 1980年代に入ると、市販車400ccをベースにしたTT-F3やSS400といった敷居の低いプロダクションレースの人気が高まってきた。 ベース車として空冷直4のCB[…]
Hondaスピリットを足もとに。cciluコラボシューズ第2弾が登場 ツーリング先での散策、キャンプサイトでのリラックスタイム、そしてレース観戦。そんなバイクライフのあらゆるシーンに寄り添う一足が、シ[…]