マッスルバイクちゃんねるがヤングマシンに登場!バイクビギナーを卒業するためのTips満載だ‼
[公道あるある]バイク乗りが無自覚でやりがちな違反4選

●文:[クリエイターチャンネル]ゆっち(マッスルバイクちゃんねる)
公道ではルールに従って走行することが基本となりますが、ルールが多すぎて中々把握しきれていないという方も多いのではないでしょうか。
とは言え悪意がなかったとしても、違反をすれば罰金・反則金・加点を受けることになり、状況によっては自分や周りの歩行者/ドライバーを危険な目に遭わせることになってしまいます。
そこで今回は、バイク乗りが”無自覚”でやりがちな違反にフォーカスを当てて解説していきたいと思います。
1.車間距離つめすぎ
街中では前方の車両が急ブレーキをかけると追突してしまうような車間距離しか空けずに走行しているライダーをよく見かけます。
このような行為は危険であるのはもちろんのこと、「車間距離不保持違反」に該当します。
ルール上どれだけ車間距離を空ければ違反に該当しないか、明確な数字は決まっていませんが、少なくとも前方の車両が急ブレーキをかけても安全に停止できる程度の車間距離は空けるようにしましょう。
特に信号待ちなどで停止する際に、無自覚のうちに車間距離を詰めてしまう方が多いので注意が必要です。
2.運転中のスマホ注視
昨今はスマホをバイクに着けてナビを見ながらツーリングをするのが当たり前になってきましたが、運転中にスマホを操作したり注視すると”携帯電話使用等”に関する違反に該当します。
道を間違えたりルートを変更するためにスマホを見る/操作する際は、必ず停止した状態で行うようにしましょう。
どうしても運転中にナビを確認したいという方は、インカムを装着すればナビを見なくても音声案内で目的地に向かうことができるので、ぜひインカムの装着をご検討ください。
3.停止線を越えている
一時停止など、街中には停止位置が定められている場所が数多く存在しています。停止線を越えたり、タイヤで踏んでしまった場合は車体が停止していても”指定場所一時不停止等違反”に該当します。
また厳密には停止線をタイヤで踏んでいなくても、前輪の先端が停止線に差しかかった時点で停止線を越えている扱いになります。
街中では停止しているけど停止線をタイヤで踏んでしまっているライダーを多く見かけるので注意が必要です。
4.その他の細かいポイント
最後にあまり知られておらず、稀に検挙される場合もある事例に関する違反を紹介します。
- ハンドルに荷物を掛けたまま運転
- 踵を固定することができないサンダルで運転
- スクーターのステップボードに荷物を載せる
- 50cc(原付一種)を超えるバイクでの二段階右折
これらの違反は、バイクで買い物や近所をふらっとするような人が該当しやすい違反となっています。気をつけていきましょう。
以上、バイク乗りが無自覚でやりがちな違反4選でした。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(ゆっち(マッスルバイクちゃんねる))
ネット上で教習指導員として活動していると「教習所には悪い思い出しかなく、通うのが苦痛だった」という話を聞かせて頂くことがよくあります。そんな経験をする人が一人でも減らせるように、失敗しない教習所の選び[…]
教習所で教わる「サイドスタンドを払ってからバイクに乗りましょう」という指導。皆さん、疑問に抱いたことはありませんか? ルールで定められているからと言ってしまえばそれまでですが一見、教習所専用に見える技[…]
知っているようではっきりはわからない人も多いこの疑問。結論から言うと、バイクでの雪道走行は違反になる場合があります。違反点数が加算されることはないものの、反則金を支払う必要があるので、冬でもバイクに乗[…]
冬のバイクは危険というのはライダーであれば誰もが理解していることだと思いますが、毎年冬になるとSNS上では「転けてしまいました…」という報告を多く目にします。走らないのが一番ですが、寒い中でもバイクに[…]
最新の関連記事(ビギナー/初心者)
クラッチレバーをグリップに当るまでフルに切るのは丁寧なのではなく、ギヤに衝撃を与えるラフな操作になってしまう! 大切な愛車、バイクの運転はまだ慣れていないので上手くはないけれど、操作は慎重で丁寧であり[…]
力むとライダーの荷重がタイヤに対し遅れて上下! よくバイクに乗るときは、力んだりせずにチカラを抜いてリラックスするようにいわれる。 もちろん緊張をほぐして余裕をもって操作しようという気持ちの部分もある[…]
「ETC専用化等のロードマップ」の現状 2020年に国土交通省が発表した「ETC専用化等のロードマップ」。その名の通り、高速道路の料金所をETC専用化にするための計画書だ。これによると、ETC専用化は[…]
使わないのは「どうせ利かない」もしくは「踏んでもよくわからない」…… リヤブレーキをかけているライダーは、驚くほど少ない。 ブレーキペダルを踏んでも利いているかわからない、すぐABS(アンチロック)が[…]
見晴らしがいい! オンロードバイクとアドベンチャー/オフロード/クロスオーバーなどの大きな違いのひとつは、走破性をよくするために車高が高くなっていること(最低地上高も同時に高まる)だろう。加えて、ステ[…]
最新の関連記事(ライディングテクニック)
クラッチレバーをグリップに当るまでフルに切るのは丁寧なのではなく、ギヤに衝撃を与えるラフな操作になってしまう! 大切な愛車、バイクの運転はまだ慣れていないので上手くはないけれど、操作は慎重で丁寧であり[…]
力むとライダーの荷重がタイヤに対し遅れて上下! よくバイクに乗るときは、力んだりせずにチカラを抜いてリラックスするようにいわれる。 もちろん緊張をほぐして余裕をもって操作しようという気持ちの部分もある[…]
使わないのは「どうせ利かない」もしくは「踏んでもよくわからない」…… リヤブレーキをかけているライダーは、驚くほど少ない。 ブレーキペダルを踏んでも利いているかわからない、すぐABS(アンチロック)が[…]
A.クラッチを切らずにギヤチェンジできるクイックシフターは便利なはずですが、確かに操作するときの状況によっては仰るようにギクシャクしたりショックがあって怖い思いをするかも知れません。加速(増速)側の場[…]
セローを愛するユーザーたちへ 本イベントは、「とっておきの初心者用ゲームで、ライテク上達ポイントを手に入れて、10年後も20年後も、末永~く凛とした姿で走り続けよう!!」というメッセージを掲げ、セロー[…]
人気記事ランキング(全体)
コラボモデルは継続販売、新作も生地は同スペックだ 昨年、Honda二輪デザイナー監修の「イナレムプレミアム レインジャケット ライディングモデル(4900円)」を発売したワークマン。これが大好評だった[…]
誤操作が少なくシンプルな構造で実現するという もう何十年も前から完成形に至っているような印象を受けるホンダ「スーパーカブ」シリーズだが、ホンダは今も改良の手を緩めているわけではない──。そんな気概を感[…]
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
力むとライダーの荷重がタイヤに対し遅れて上下! よくバイクに乗るときは、力んだりせずにチカラを抜いてリラックスするようにいわれる。 もちろん緊張をほぐして余裕をもって操作しようという気持ちの部分もある[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
最新の投稿記事(全体)
M1000RR:究極のレーシングパフォーマンス M1000RRは、BMW Motorradにおけるスーパースポーツの頂点に立つモデルだ。新型では、搭載される直列4気筒エンジンがさらなる進化を遂げ、最高[…]
スタンドの重量はわずか2.5kg! 「チタニウムリヤスタンド TYPE-T11」は、ひとつひとつ職人が手作業で仕上げています。湾曲する部分はチタンパイプを溶接してつなぎ合わせて制作。細部にクラフトマン[…]
8耐の熱い走りを思わせるライムグリーンと赤の差し色 2020年モデルの発売は、2019年9月1日。250ccと基本設計を共通化した2018年モデルにおけるフルモデルチェンジ時のスペックを引き継ぐ形で登[…]
【本田技研工業 電動事業開発本部 二輪・パワープロダクツ電動事業開発統括部 CUV e: LPL(開発責任者) 後藤香織さん】2006年入社。以来一貫して2輪車開発に従事し、おもに車体設計としてEV-[…]
スズキRG250Γ(ガンマ):レーサーそのものの仕様に大歓喜 1983年、ようやく運輸省(当時)がカウリングとセパレートハンドルを認可。Γ(ガンマ)は、その恩恵を受け、車体を一気に”近代化”した第1号[…]