【BMW R1300RT/R1300R】すべての水冷ボクサーが1300ccの新世代に〈BMW Motorrad国際試乗会〉

6月上旬、ドイツで国際試乗会が開催された。用意されたマシンは、満を持して1300ccボクサーエンジンを搭載したツアラー「R1300RT」と伝統のロードスター「R1300R」だ。
●文/写真:土山亮 ●写真:BMWモトラッド ●BRAND POST提供:BMW Motorrad
最新ボクサーのパワフルな走り
2023年のR1300GSに続き、R1300RT/R1300R/R1300RSもついに最新ボクサーを搭載。今回ドイツで行われた試乗会ではRTとRに試乗した。
GSで最初に採用された1300cc水冷ボクサーエンジンは、ついにRSを含む3モデルへ。145馬力を誇る史上最強のボクサーエンジンは、緻密な電子制御に拍子抜けするほど扱いやすい。安全性/スポーツ性/快適性、すべてにおいてネクストレベルだ。
RTはGS同様のASA(オートメイテッドシフトアシスタント)や新しい空力デバイスを初採用。豪雨のアウトバーンを走行したが、スクリーンを最大まで上げれば、160km/h超でもヘルメットのシールドを開けられるほど快適だ。また、ASAの自動変速は、もはやこれなしではいられないほど自然に洗練された。
進化したサスペンションは、雨の峠道でもしっかりと路面を捉えて不安なし。シャープになった見た目から想像するより優しいが、ハンドリングは従来型よりもスポーティーな印象だ。
【BMW R1300RT】■装備重量281kg ■シート高820/840mm ■水冷水平対向2気筒 1300cc ■145ps/7750rpm ※諸元は本国仕様
RTの新設計スクリーンは、走行風を裏側へ少し流すことで高速域の嫌な負圧が激減!
サイドパネルのスリップストリームディフレクターは、走行風を身体に当てたい時に手で引き上げる。
RTは、従来モデルに比べるととくにフロントまわりの軽快感が増したスタイル。実際に試乗しても、スポーツ性が高まった印象だ。
もう一方のRは従来の1250よりもコンパクトな印象で、超スポーティーで峠道が楽しい性格になった。
【BMW R1300R】■装備重量239kg ■シート高785mm ■水冷水平対向2気筒 1300cc ■145ps/7750rpm ※諸元は本国仕様
いずれも140ps超のパワフルなボクサーエンジンが際立つ。低速で流して心地よく、フルスロットルではいとも簡単に230km/h超まで車体を引っ張っていく圧倒的な力強さ。ボクサーエンジンの懐の深さは最新モデルでさらに顕著になった印象だ。
※本記事はBMWモトラッドが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。