喧騒から離れた湖畔の景を見、汽水湖の恵みを頂く。浜名湖一周〜汽水探訪記【BMWツーリング】
静岡県の浜松市と湖西市にまたがる汽水湖「浜名湖」をぐるっと巡る。喧騒から離れた湖畔の景、奥浜名湖を見下ろすワインディングを駆け、汽水湖の恵みをいただく。探究心を持って浜名湖の深遠に触れてゆく旅だ。
●文と写真:田中淳麿 ●BRAND POST提供:BMW Motorrad
川か海か湖か…
浜名湖一周の通称をハマイチと呼ぶそうだが、あまり馴染みはないのかもしれない。なぜならハマイチを積極的に推し進めているは自転車(ロードバイク)愛好家の世界だからだ。事実、浜名湖の湖畔道路である県道379号線は自転車専用道路となっている。この道路、うらやましいぐらいに湖のキワを通っており、「道路上で釣りをしないように」という注意書きが立っているほどだ。
では、バイクで行くとなるとどう周るべきだろうか。ハマイチのルートをあれこれ考えてみたが、これだという最適解が見つからない。ただし、ここは訪れておくべきだろうというお勧めのスポットをいくつか挙げて、そしてもちろん県道379号線にも負けないぐらいの湖畔道路(入出の湖畔道路など)も紹介しておきたい。
爽快なワインディングだが二輪通行禁止な奥浜名オレンジロード
湖畔を走っているだけでは物足りない、そう感じるならば奥浜名湖へ向かおう。地元のライダーが訪れる走りどころ「奥浜名オレンジロード」が定番だ。山中を縫うように延びる対向2車線のワインディングで、ヘアピンや急勾配は少なく、流して走るのに最適な観光道路(広域農道)となっている。
なお、オレンジロードは浜名湖の北岸(山地の北ルート)から西岸(丘陵地の西ルート)にわたって続いているが、残念ながら西ルートには二輪車通行禁止区間が設けられている。そのために多くのライダーは北ルートをメインに走るようだ。
どちらのルートも眼下に奥浜名湖の美しい景色を眺めることができる良道だが、道沿いには展望台と呼べるものがほぼない。カーブの途中からではないと見られない絶景もあるので、ゆっくりと走ることを意識してほしい。
もうひとつ、北岸でなかなかの絶景を見せてくれるのが尉ヶ峰(じょうがみね)林道だ。標高433mの尉ヶ峰をトラバースするように東西に延びている舗装林道だが、いかんせん整備が行き届いておらず路面が荒れている区間がとても長い。
落ち葉や苔、クルマにくだかれた枝ですべりやすく、こぶし大の落石もごろごろしているので全線まったく気が抜けない。
グーグルマップのナビ機能では通過に10km、21分なんて出てくるがまずムリ。バイクビギナーは侵入すべきではないだろう。抜けの良い景色が点在するだけに、こちらも少し残念な道だ。
浜名湖といったら「うなぎ」を味わいたい!汽水湖の恵みだ
浜名湖の周辺を走っていると、たくさんのうなぎ屋が目に飛び込んでくる。うなぎ料理は高価ではあるが、せっかく浜名湖に来たのなら食べていくべきだろう。では、どこのお店で食べようかという話しになる。
養殖の本場であり老舗や名店の多い浜名湖エリアではかなり迷ってしまうのだが、お勧めしたいお店が「うなぎの天保(てんぽう)」だ。浜名湖東岸に浮かぶ庄内半島、その名も白洲(しらす)町にあるお店で、食事処、直売所、養鰻場(ようまんじょう)見学とうなぎに関するすべてが揃う、うなぎのテーマパークとも呼べる施設となっている。
【旅の相棒】BMW F900XR
細身で軽量な車体を持つスポーツツアラー。ライディングモードプロ、ダイナミックESA、ギアシフトアシストプロ、クルーズコントロールなど、電子制御された各部の装備により、扱いやすくストレスの少ないロングツーリングが楽しめる。とくに今回は、奥浜名湖での夜間・峠道でのアダブティブライトによる進行方向内側への照射が心強かった。
※本記事はBMW Motorradが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 2024/12/13
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