アイドリング時の4つのキャブのスロットルバルブの開度がまちまちで、吸入負圧が揃っていない状態。この状態からスロットルを開けると、各シリンダーに流れ込む混合気の量が不揃いになるため、エンジン本来の性能が発揮できない。なお、吸入負圧はスロットル開度が小さいアイドリング領域がもっとも大きく、スロットル開度が大きくなるにつれて吸入空気量の関与度が高まる。そのため発進時のエンジンフィーリングを左右する重要な要素となる。

[旧車バイクメンテDIY] 富士重工製ラビット:戦後に独自の発展を遂げた国産スクーターのキャブメンテに挑む
2025/09/04