TSR-CHRONICLE-1988 – 1992②【鈴鹿4耐・6耐完全制覇、鈴鹿8耐へと突き進む】

  • 2023/07/24 11:40
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TSR(TECHNICAL SPORTS RACING)の歴史を紐解き、その時代時代のエピソードを紹介していく「TSR Chronicle」。TSRがレースに向き合ってきた歴史、そのパッションを、DNAのようにつながるその階段を上り下りしてみませんか?

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1990年代初頭、鈴鹿4耐・鈴鹿6耐の常勝チームに。

TSR-CHRONICLE-1988 – 1992①【鈴鹿4耐初優勝! CBR400RRデビューウイン】から続く)

 こうして不動のパートナー“F.C.C.”とタッグを組んだテクニカルスポーツは、さらに耐久レースへと注力し、野望達成に向けて動き始めた。1988年からジュニアライセンス(当時のMFJライセンス種別)を対象とした4時間耐久レース(ジュニア4耐)が2時間延長され、ジュニア6時間耐久(鈴鹿6耐)として生まれ変わった。こうして、鈴鹿サーキットの耐久ヒエラルキーは、鈴鹿8耐(国際A級)を頂点に、鈴鹿6耐(ジュニア)、鈴鹿4耐(ノービス)とピラミッドが形作られた。野望とはこの3カテゴリー全てに参戦し、4時間・6時間は完全制覇するという構想だ。

※ライセンス名称は当時のもの

1990年鈴鹿6耐/2位(原田武志・久名木永斉/NSR250R)

1990年鈴鹿6耐/2位(原田武志・久名木永斉/NSR250R)

1990年鈴鹿8耐/23位(上田昇・小林敏也/RC30)

1990年鈴鹿8耐/23位(上田昇・小林敏也/RC30)

 1988年に鈴鹿4耐初優勝にしてCBR400RRのデビュー・ウィンを達成し、名実ともに地元鈴鹿の有力トップチームに躍り出たテクニカルスポーツ。翌89年はその実績を引っさげて4耐・6耐ともに2台体制で臨むが、残念ながら結果は残せなかった。ところが翌90年にはNSR250Rで臨んだ6耐の2位表彰台に続き、4耐でNSR250Rに初勝利をもたらし、テクニカルスポーツ名義で初めて挑んだ鈴鹿8耐も192周で完走26位という結果を残している。

1991年鈴鹿8耐/リタイア(小林敏也・原田武志/RC30)

1991年鈴鹿8耐/リタイア(小林敏也・原田武志/RC30)

1991年鈴鹿6耐のグリッド/ポールポジション

1991年鈴鹿6耐のグリッド/ポールポジション

 そして、TSRにとって色々な意味で極めてエポックな年となる1991年は、春から劇的な展開となるレースシーズンがスタートするが、これはまた別のエピソード。この年のテクニカルスポーツの耐久シーンでのエポックは、ホンダ青山本社ウエルカムプラザで行った「F.C.C./TR テクニカルスポーツ 1991年鈴鹿4時間・6時間・8時間耐久シリーズ活動」プレスカンファレンスだった。

1991年鈴鹿6耐/優勝(宇川徹・西村勝宏/NSR250R)

1991年鈴鹿6耐/優勝(宇川徹・西村勝宏/NSR250R)

1991年鈴鹿6耐/レース中のビジョン

1991年鈴鹿6耐/レース中のビジョン

 この中でチーム総監督(当時すでに総監督と呼ばれていた)の藤井は、自らチームの野望を宣言しているが、その効果アリ! 有言実行!!

 この年は荒天で3時間に短縮された鈴鹿4耐での連覇こそ成らなかったが、鈴鹿6耐では全車をラップする圧勝劇で、一足先に達成した4耐に続いてNSRに鈴鹿6耐での初勝利をもたらした。翌92年には念願の鈴鹿4耐・6耐ともに優勝。続く93年も鈴鹿6耐で3連覇を達成など、このカテゴリーでは敵なし状態。一方、鈴鹿8耐ではまだまだ思うような結果が残せず、この後のテクニカルスポーツの鈴鹿耐久ヒエラルキーに対しては、必然的に8耐への比重が増し、頂点へ向けて突き進んでいくことになる。

1992年鈴鹿4耐/優勝(青木治親・藤原克昭/NSR250R)

1992年鈴鹿4耐/優勝(青木治親・藤原克昭/NSR250R)

1992年鈴鹿6耐/優勝(小西良輝・西村勝宏/NSR250R)

1992年鈴鹿6耐/優勝(小西良輝・西村勝宏/NSR250R)

1992年鈴鹿8耐/17位(辻村猛・山岸広幸/RC30)

1992年鈴鹿8耐/17位(辻村猛・山岸広幸/RC30)

1993年鈴鹿6耐/優勝(小合将史・畠山泰昌/NSR250R)

1993年鈴鹿6耐/優勝(小合将史・畠山泰昌/NSR250R)

F.C.C./TR テクニカルスポーツ 1991年鈴鹿4時間・6時間・8時間耐久シリーズプレスカンファレンス チーム総監督藤井正和コメント【復刻】

F.C.C./TR テクニカルスポーツ 1991年プレスカンファレンス

F.C.C./TR テクニカルスポーツ 1991年プレスカンファレンス

F.C.C./TR テクニカルスポーツ 1991年プレスカンファレンス

F.C.C./TR テクニカルスポーツ 1991年プレスカンファレンス


※本記事はTSR/TECHNICAL SPORTS RACINGが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。