【The Distinguished Gentleman’s Ride】トライアンフとDGRのパートナーシップは10周年! 沖縄から北海道まで日本全国のライダーが参加
ディスティングイッシュド・ジェントルマンズ・ライド(以下、DGR)は、男性のメンタルヘルスケアと前立腺がんの研究に対する意識を高め、その研究資金を集めるためにオーストラリアのシドニーで、マーク・ハーワーさんによって設立されたチャリティイベント。’12年からスタートし、世界中のライダーが同じ日にクラシックテイストのバイクでドレスアップしたファッションで走り出す!
●文:小川勤 ●写真:真弓悟史 ●BRAND POST提供:トライアンフモーターサイクルズジャパン
DGRの趣旨に共感したトライアンフがサポート!
DGR東京ライドのスタート地点である、京浜島に続々とバイクが集まる。ライダーの年齢層は幅広いが、共通しているのはクラシックテイストなバイクとオシャレなライダーが多いこと。DGRは、’20年から新型コロナウイルスの影響でソロライドとなっていたため、こうして皆で集まるのは久しぶりのことだ。
DGRは、男性の健康をサポートするために’12年にスタートしたチャリティで、これまでに3700万ドル以上を集めている。現在は世界中でライダーがパレードランをしながら募金を呼びかけるイベントに成長。その目的の一つはメンタルヘルス。今、世界では平均して1分に1人、毎年50万人の男性が自殺で亡くなっていることを直視し、募金は自殺防止のために使われる。もう一つは前立腺がんで、これは世界で2番目に多いがん。毎年140万人の男性が診断され、募金は治療や延命、その研究などに使われる。
二輪メーカーとしてはDGRの趣旨に共感したトライアンフがパートナーシップを結んで10年目を迎えた。もちろんトライアンフ以外のバイクも参加でき、トライアンフはメーカーの垣根を超えてDGRをサポートし続けているのだ。
「10年前にトライアンフとのパートナーシップ10周年を祝うと言っていたら、私は笑っていたでしょう。でも、いまトライアンフは、私とDGRにとって家族同然です」とDGR創設者のマーク・ハーワーさん。
日本でも毎年規模を拡大、全国でパレードを実施
DGRは、日本でも参加者は年々増加。今年は、全国のトライアンフディーラーの協力もあり、沖縄から北海道までの各地でパレードを実施。僕もWEBでエントリーと寄付を済ませ、トライアンフのスピードツインで東京ライドに参加した。
DGR創始者のマークさんは、’12年に見た写真から、「粋な装い」でバイクに乗ることを思いついた。それは、’60年代のニューヨークの広告業界を描いたTV番組「マッド・メン」の主人公がスーツでクラシックバイクに跨った写真だった。今年の東京のDGR当日は夏日。ジャケットやネクタイは暑いが、皆がイベントの趣旨を理解し「粋な装い」で登場。ジェントルマン&ジェントルレディの集まりだけにパレードはスムーズに進行していった。
「さあ、笑顔でいきますよ!」
先導してくれる山本さんと信号待ちで会話を交わす。お台場、築地、銀座を流すと、何名かの方がスマホで我々を撮影。それに手を振って応える。250台以上のバイクが走るシーンはもちろん、皆のファッションを考えるとその光景は異色だろう。ゴールの青海駐車場は達成感に溢れていた。継続は力なり。トライアンフの活動は着実に実を結び、ライダーの意識を変えている。全世界がこの達成感で包まれるのがDGRなのだ。
’23年のDGRは、世界107か国、893都市から10万6000人が参加。738万ドルの寄付金が集まり、過去最高の結果となった。’24年は5月19日に開催予定。このチャリティに共感いただける方は、是非ともライドを!
パレードは都内を1時間ほど走行
5月21日、東京は晴天に恵まれた。パレードは10~20台くらいにグループ分けして進行。SNSでは各国のDGRの写真を見ることが可能。その文化の違いを見るのも面白い。
東京RIDEに横浜RIDEが合流し、250台以上のバイクが集結
京浜島から青海駐車場まで1時間ほどパレード。京浜島に合流した横浜ライドのメンバーと合わせて250台以上のバイクが集まった。
トライアンフモーターサイクルズジャパン代表取締役社長の大貫陽介さんも参加
BONNEVILLE T120 DGR LIMITED EDITION
※本記事はトライアンフが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。