
ヤマハは、MT-07をベースとしたスポーツヘリテイジモデル「XSR700」にニューカラーを設定し、2025年モデルとして8月8日に発売すると発表した。価格は2023年1月発売のモデルから据え置き。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
評判のいい正立フロントフォーク時代のMT-07がベース
ヤマハは、スポーツヘリテイジ「XSR」シリーズの2気筒モデル「XSR700 ABS」2025年モデルを発表。この物価高の時代に価格据え置きとし、2025年8月8日に発売する。主な諸元に変更はない。
今回はカラーラインナップが一新され、ともに新色の『ホワイト』と『ブルー』を設定。『ホワイト』はは、往年のヤマハスポーツバイクを想起させるグラフィックを継承しライン色を従来のブルー系からレッド系に変更。シンプルなホワイトのボディにブラックホイールを組み合わせ、幅広い層に支持されるカラーリングに仕上げた。
そして『ブルー』は、ヤマハレーシングイメージあふれるカラー「ディープパープリッシュブルーメタリックC」をXSR シリーズとして初めて採用。“Neo Retro”※スタイルにスポーティさを加味した。
YAMAHA XSR700[2025 model]
2025年モデルは2022年にマイナーチェンジしたものからスペックを継承しており、最新MT-07が倒立フロントフォークなどの採用でスポーティ寄りになったことから評価が分かれる中、従来通りの万人向けなキャラクターをキープ。扱いやすいトルクデリバリーに定評のある並列2気筒エンジンや前後タイヤのミシュラン・ロード5、φ298mm大経フロントブレーキディスク、フルLEDの灯火類、反転表示タイプのLCDメーターなどもそのままだ。
YAMAHA XSR700[2025 model]
車名 | XSR700 |
認定型式/原動機打刻型式 | 8BL-RM41J/M419E |
全長×全幅×全高 | 2075×820×1130mm |
軸距 | 1405mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 835mm |
キャスター/トレール | 24°30′/90mm |
装備重量 | 188kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 688cc |
内径×行程 | 88.0×68.5mm |
圧縮比 | 11.5:1 |
最高出力 | 73ps/8750rpm |
最大トルク | 6.8kg-m/6500rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 13L |
WMTCモード燃費 | 24.6km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 100万1000円 |
車体色 | 白、青 |
発売日 | 2025年8月8日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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